おばたび~obasanだって旅したい

香港・スペイン・大塚国際美術館・伊勢など楽しい旅の思い出を語ります。

2018年12月マドリード(+少しだけ香港ディズニーランド)6日間の旅⑧ マドリード二日目午前・前半 朝食と市内観光ツアー

素晴らしい朝食

昨晩は19:00に寝て23:00に目覚めたまま、時差ぼけのまま朝を迎えました。とりあえず4時間も寝ているので問題なしです。

朝ごはんは、ホテル地下のレストランに行くことにしました(16ユーロ約2,100円くらい)。

素晴らしい朝食です。パン、ハム(生ハム含む)、チーズ、サラダ、卵料理、スイーツ、ジュース(デトックスなんてのもあります)、フルーツ、スイーツ、ヨーグルトとそれぞれの種類も豊富。コーヒーはNespressoで種類がありすぎて何を選ぶのが正しいのかわかりません。スペインの朝食定番といわれる激甘どろどろホットチョコレートチュロスもありました。チュロスホットチョコレートに浸して食べるんだって。他にもスパニッシュオムレツも生ハムもあるし、ここでスペイン名物結構食べられるね。美味しかったからたくさんいただきました。1日分食べちゃったくらい。苦しい😣

落ち着いた雰囲気のレストラン。地下なのでLTEは入りません。ホテルWi-Fiは大丈夫です。

パン各種その1

パン各種その2 食パンが日本と同じようなソフトタイプでした。

ハム・チーズ・サラダ。生ハムが嬉しい🎵😍🎵ラップサンドやバゲットサンド、ピザなんかもありました。

卵料理・パンケーキ・ソーセージなどホットミール。ちなみに右手手前が前日のティータイムで何か分からなかったポテトのせズッキーニのグリルです。

ジュース、コーラなどのソーダ、ミルクなど。温かいミルクはカフェオレなどが出るコーヒーマシンから出ます。

激甘ココアとチュロス

フルーツ・スイーツ・ヨーグルト。朝からお祭り気分だぜぃ!奥にある小瓶のジュースはデトックスと表示されています。

Nespressoマシン。カプセルはどれを選べばいいのか分かりません。

一枚目のお皿。生ハムとろけるよ。チーズ全種類食べたいけど、食べきれなくて残念。スパニッシュオムレツ美味しい。ドロドロココア浸しチュロスも美味しかったけど、一度食べたら二度目はいいかな。

二枚目のお皿。プリンはきちんと蒸して作ってある本格派。懐かしいママの味。

朝食が美味しくて楽し過ぎて、1時間近く過ごしてしまいました。これで2,000円程度ならお買い得だと思います。

ツアー集合場所のソル駅に出発

現地ツアー会社みゅうさんの市内観光ツアーの集合は9:00にソル駅のアップルストア前となっていました。前日の夕方に集合場所だけでも確認に散歩がてら行こうと思ったけど、眠かったので行っていません。もしかして道に迷うといけないので、早めに出発することにしました。

8:10頃、まだ早いけどホテルを出発しました。なんとなくまだ辺りは薄暗い感じです。こちらは日の出が遅いのですね。ホテルを出て左(西)に歩き始めました。少々薄暗くても、人通りは結構ありましたから危険を感じるようなこともありませんが、現地の人の出で立ちを真似て、ダウンジャケットのフードをすっぽりかぶって、さっさと早足で歩いて現地の人気分をせっかく味わっていたのに、前から歩いてきたお散歩中らしきご老人に「オラ、ハポネサ!(やぁ、日本人!)」と言われてしまいました。がっくり。

西に5分くらい行ったところにあるバスターミナルのようなところを右(北)に曲がればすぐにソル駅であることは分かっていましたが、もう少し歩いてからマイヨール広場を通ってみました。誰か知らない王様の騎馬像(フェリペ三世でした)や大きなクリスマスツリーがあり、夜になるとお店が出て大勢の人が食事や見物などに来るようですが、朝なので閑散としており、配送用の大きなトラックが行き来したりして、全く楽しい感じはなかったです。やっぱり夜に来ないとね。

朝のマヨール広場は閑散としていました。中央にはフェリペ三世の騎馬像。夜のクリスマスツリーを見に来なきゃね。

8:30くらいにソル駅に到着してしまったので、ソル駅辺りの広場をぶらぶらしました。マドリード市の市章にもなっているイチゴノキ(ヤマモモ)とくまちゃんの銅像がありました。ブロッコリーみたいな木によりかかるくまちゃん、かわいい。ここにも巨大なクリスマスツリーや騎馬像がありました。騎馬像、やたら多いね。

ソル広場。巨大クリスマスツリーは、中に入れるらしいよ。右手にマドリード市のシンボル・イチゴノキとくまちゃんの銅像

ホテルからソル駅までは、直接来るなら歩いて10分かからないくらいじゃないかな。便利な立地のホテルにして本当によかったわ。あまり深く考えずに、湯沸しポット目当てに決めたにしては上出来!

8:40頃、まだ早すぎると思ったけどアップルストアの前に来てみると、ちょうどみゅうとらべるのガイドさんもやってきました。挨拶をして、「お客さんは、今日はあなた一人です。」と言われました。まぁ、なんて贅沢なことでしょう。私一人でガイドさんを独占出来るのね、と思ったら、なんともう一人スペイン人ガイドさんも到着されました。日本人とスペイン人の二人のガイドさんにお客は私ひとりという豪華すぎる展開でした。

本当は9:00にツアースタートということでしたが、私一人ということで、早めに出発していただけました。徒歩にてソル広場(太陽の門)からグランビア通りの建物などをいろいろ解説していただきながら、プラド美術館に向かいます。日本人のガイドさんは、超ベテラン女性らしく、よどみなく完璧な解説でした。よく勉強されていて素晴らしい。こういう方を独占できるとはなんという幸運。スペイン人ガイドさんは学生さんのような若い女性の方で、特に何か解説してくれるわけでもなくついて歩いているだけという感じでしたが、外国人(日本人)がこういう観光業をするに当たってスペイン人を雇わないといけない決まりみたいなものがあるのかしら?と勝手に想像していますが、真相はいかに?

マドリードの美しい建物をたくさん見せていただきました。グランビア通りは工事中の建物が多かったですが、道側の壁はそのまま残して、内部だけを建て替える(リフォームする)という方法で街の景観を守っているそうです。昔ながらの風景を大切にしているのですね。素敵なことですが、いろいろ手間がかかって大変そうです。

ソルにある0キロメートルのプレート。ここを起点として幹線道路が伸びているらしいです。

途中のセレブ御用達レストランが入る建物入口にあったクリスマスツリー。ゴージャスでした。

途中のビルの中に、スペインの伝統的なクリスマス飾りがあるというので見せていただきました。キリストの生誕の様子や、生涯をジオラマにてあらわすもののようです。クリスマスシーズンですので、クリスマスの飾りなどがさぞや豪華だろうと思ってマドリードにやってきましたが思ったほどでもなく、むしろ地味な飾りが多いように思いました。こちらでは、クリスマスはお祭りではなく宗教行事なんでしょうね。浮かれていない感じがとてもいいです。

途中の建物にあったキリスト誕生をあらわしたクリスマス飾り。現在ではクリスマスツリーに押されて少なくなったようですが、これがスペインの伝統的なクリスマス飾りだそうです。

グランビル通りにあった何か有名な建物。四頭立て馬車が2つも屋根に乗っています。

右手のゴージャスな建物(シベーレス宮)は、昔は宮殿で現在はなんと市役所で、カフェや展望台もあり誰でも入ることが出来るそうです。

伝説?神話?の力持ちの女性たちがビルを支えているらしい建物。力持ちの女性って何?

プラド美術館となりの工事中のリッツホテル。見えている外観はなんと「絵」で、この裏で工事が行われています。絵だなんてとても思えないいリアルさでした。面白い。

時間が早すぎたため特別にカフェで休憩

なにしろお客は私一人で、歩くにも説明にも手間も時間もかからないため、行程があまりにも早くなってしまいました。ガイドさんの提案、プラド美術館の開館には早すぎるので、そこのカフェでお茶でもしますか?ということで、大喜びでカフェに案内していただきました。ぼんくらな私はよく場所を覚えていないのですが、確かセビーリャ駅からスペイン銀行の間くらいに位置するピカソも通ったという美術学校の下にあるカフェで、もしかしたらここでピカソもコーヒーを飲んだかも?とか聞いたような気がします。確かな記憶がなくすみません。

あとで調べましたら、どうやらこちらのようです。

店名 LA PECERA DEL CIRCULO DE BELLAS ARTES

住所 Calle de Alcalá, 42

カフェのカウンターでカフェラテをいただきました。目の前でナイスなスキンヘッドと見事なお髭の男性がカフェラテを入れて下さいました。美しい天井画のあるそれはそれは素敵なカフェでしたが、料金はカウンター価格で一人たった2.5ユーロ(約330円)。こんなに素晴らしいカフェに特別に案内していただけて本当に幸運でした。

私はここをカフェと書いていますが、あとで調べると立派なお料理も出る素敵なレストランのようですね。入り口のカウンターは安くてカジュアルなのでそこまでなら私もまた行けるかな。

目の前でナイスガイにカフェラテを入れていただきました。カウンターで立ち飲みならたった2.5ユーロ。

しかし、このときの自分の浅はかさを思い出すにつれ胸をかきむしりたくなることがあります。私は、ここでガイド様達の料金も全て支払うべきでした。なぜ、それを思いつかなかったのか、君は!!と、自分で自分を激しく叱責したいです。ガイド様の、あらいいですよ、払っておきますからとおっしゃってくださったのを真に受けて、いえいえ払いますと自分の料金だけをけろっと支払った私は、本当に気の利かないおばさんでした。激しく反省しております。次回は必ず私が皆様の分を支払いますからお許しください。

プラド美術館チケットに念願のマルガリータ王女絵柄をゲット!

美しい建物を見ながら歩いているうちに、とうとうプラド美術館にやってきました。前日に一人でラス・メニーナスを見に来たことはガイドさんに伝えました。ガイドさんは、あの絵画は人気で、マルガリータ王女にはまっている人は多いですよ、私はああいった大人数を描いた絵画は怖いから好きではありませんがとおっしゃっていました。人の好みはそれぞれですね。

ガイドさんがチケットを受け取りに行って私に差し出してくださいました。なんと、マルガリータ王女の絵柄でした。ガイドさんは、「私はよくこれに当たるんですよ。」とおっしゃっていました。ナイスです。

ガイドさんがマルガリータ王女絵柄のチケットをGETしてくれました。ラッキー。

とうとう、ガイドさんとともにプラド美術館に入りますが、長くなるので、次のページへ。この旅行記の目次はこちらです。