2018年のマドリード以来、数年ぶりに海外旅行をしてきました。
行き先はメキシコです。
アメリカの刑事ドラマで描かれるような物騒で怖いイメージは全くなく、明るく美しい風景や優しい人々の人柄に触れ、素晴らしい思い出でいっぱいです。
メキシコシティ、テオティワカン、ケレタロ、グアナフアト、サン・ミゲル・デ・アジェンデをたった4日間で訪れるという阪急交通社の添乗員付き団体ツアーに一人で参加しました。大満足な旅でした。
もしよろしければお立ち寄りください。
激短メキシコ6日間の旅⑦ 反省・感想編
反省・感想など
◆メキシコ全般について
私はアメリカのFBIや刑事もののTVドラマが大好きでいつも見ていますが、その中でメキシコという国やメキシコ人の描き方が酷いことが多くて、メキシコといえば犯罪、マフィア、ドラッグ、密入国、ギャング抗争などなど。とても旅行をしてよい国とは思ったことがありませんでした。
しかし、昨年より習っているスペイン語講師のメキシコ人女性は温かで明るい素晴らしい方で、いつもメキシコの良いところを話してくださいました。勧められて観たディズニー映画リメンバー・ミーも家族愛に満ちた素晴らしいもので、メキシコという国を象徴しているそうです。
私はメキシコが素晴らしい国だと分かっていましたから、実際に本当に美しい明るい楽しいところであったことが嬉しいです。
訪れた場所は全て素晴らしかったですが、サン・ミゲル・デ・アジェンデの美しい大聖堂や気軽な市場などがいちばん心に残っています。いつか、個人旅行で訪れてゆっくり滞在出来ればいいなと思っています。
◆添乗員付き団体ツアーに参加して（ツアー内容）
一人40万円以上もかかる旅行を今まで一度もしたことがなくて、申し込む時にはかなり動揺していました（動揺しすぎて毎週乗っている電車で降りる駅を乗り越してしまったくらい笑）。
恐らくコロナ以前の数年前なら、自分で手配して半額以下でこれくらいの旅行は出来たのかな？と思ったりもしますが、いろいろな値段が高騰した現在ではこんなものでしょうか。
観光内容には全く不満はありませんが、ホテルのレベルがスーペリアと謳われていることは、ちょっとどうかなと思います。国によっていろいろ事情はありましょうが、とてもスーペリアどころかスタンダードとも言えるレベルではなかったと思います。私はこの二つのホテルにそれほど不満はなく、料金次第ではまた泊まってもいいと思いますが、このレベルのホテルがスーペリアクラスと表記されていることには納得は出来ないかな。
食事も口に合わなかったのは個人の好みで仕方ありませんが、私にはイマイチでした。これなら食事無しで、好きな物を食べに出られた方がよかったかなと思います。素敵なカフェテリアでチュロスとチョコラテとか、小粋なタケリアで好きな具を選んでタコスとか食べた方がよかったな。
でも全ての食事と観光が付いていて、お買い物以外のお金が全くかからなかったことを思えば、やはりこの価格は悪くないかなぁと結局は納得しています。
◆添乗員付き団体ツアーに参加して（ツアー参加の皆さん）
団体ツアーに参加することは滅多になく、今回も食事で同じテーブルになったときのみ愛想笑いくらいして座っていればいいかとコミュ障気味の私は考えていましたが、ツアー参加の皆さんの対人スキルの高さは素晴らしかったです。こんな人見知りの田舎のおばちゃんをしっかり会話に参加させてくれ、観光や写真撮影でも仲間に入れてくれてまるで友達のように接してくださいました。
参加者はほとんどがご夫婦での参加でした。こんな高いツアーにお二人で来られるのですから、余裕のある方ばかりなのは想像出来ますが、もっとびっくりだったのが、会話の糸口で次はどちらへ行かれますか？が決まり文句のように語られることでした。それに対する答えもたいてい、3ヶ月後に○○（海外）へ行きますみたいなことばかりで、私のように有り金集めて参加している庶民はいなかったみたい。今までの旅行履歴もすごくて、もう有名どころは全て行き尽くして、ちょっと珍しいメキシコでも行ってみるかという感じでの参加らしいです。私のように、断然メキシコ！何がなんでもスペイン語を話したい！ピラミッド見たい！市場で買い物したい！と力を込めて参加している人は皆無でしたね。
さらにご夫婦でビジネスクラスで参加されている人もいて夫婦で160万円以上？私ならそのお金で2回も3回も4回も5回も旅行するのに、、、と思いましたが、そのような富裕層の方々はその形態で何回も旅行されるから心配は無用ですね。要らんお世話でした。
いつものようにユニクロとしまむらのトレーナーやパーカーでうろうろしてすみませんでした。皆さん、仲良くしてくれて本当にありがとうございました。
市場でマダム達とお買い物をご一緒させていただいたときに、スペイン語での簡単な通訳、価格交渉、ペソ両替（私の手持ちから）をしてあげられたので、少しは恩返し出来たかな。私もスペイン語の勉強になってよかったです。
◆添乗員付き団体ツアーに参加して（添乗員さん）
添乗員さんの働きの素晴らしさには驚愕でしたね。旅行数日前に個別に電話で注意事項などの連絡までくださって、現地では朝から晩までお世話をしてくださるのですね。おかげで何も心配することなく、楽々旅することが出来ました。気苦労が全くなかったせいか、帰国後も全く疲れを感じませんでした。
添乗員さんは年間200日海外で過ごされるそうです。これからもお元気でご活躍ください。ありがとうございました。
実際メキシコでデータ通信出来るのかどうか情報がほとんどなく不安でしたが、最悪、現地のコンビニでSIMを購入して入れ替えればいいかと覚悟を決めてなんの準備もしていませんでした。結果、どこでもたいてい通信は出来ました。たまにアンテナは立っているのに通信が出来ないこともありましたが、そういうときはなぜかスマホを再起動をすると繋がりました。ホテルWi-Fiも使ったりしたので、メキシコ滞在四日間、無料の2GBで十分でした。たぶん1GB以下くらいかな。LINEで家族に写真を送ったり、バスの中で次に行くところの情報を検索したり地図を見たりしたくらいですけどね。無料なので本当に助かりました。
◆ANA
全日空のサービスはやはり素晴らしいですね。なんだかんだ言っても日本最高！でも機内食、イマイチだったかなぁ。こんなもんかな。私は昔みたいにざるそばとかついていて欲しかった（笑）
本当に楽しい旅でした。
美しいマダム達とお別れのときに、こんな私と仲良くしてくださってありがとうございましたと申し上げたところ、マダムは、あなたがたくさん両替をしているのを見てたから両替目当てで近づいただけよとにこりと微笑まれました。最後まで小粋なマダムでした。恐れ入りました。
私はこの方達のような富裕層ではないので、そう簡単に次の旅を計画できませんが、いつか次回は自分の足でゆっくりメキシコを訪れたいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
みむろ（了）
激短メキシコ6日間の旅⑥ 四・五・六日目
メキシコ四日目（から六日目まで）です。
6日間の旅とはいえ、四日目の観光後直接空港へ向かって五日目になる夜中に飛行機搭乗で帰るので、この日がメキシコ滞在最終日です。
朝食は7時からということで時間に訪れましたが、温かい料理はまだ準備されておらずパンと飲み物とヨーグルト程度でしたが、パンがとても美味しかったのでOKです。ヨーグルトもとてもクリーミーで味が濃くて美味しかったなぁ。
朝はとても冷え込みます。トレーナーと軽いジャケットくらいでは寒すぎて、朝の間はダウンが必要なくらいでした。昼過ぎには薄い長袖Tシャツくらいで十分なんですけどね。高地なので一日のうちの寒暖差温度差が半端ないです。
朝食後、8時頃、チェックアウトをしてグアナフアト観光に出かけました。前夜のレストランからの夜景もきれいでしたが、昼間の街の景色はどこも絵になるところばかりです。
ピピラの丘にはケーブルカーで上がってくるのが一般的なようですが、私たちは小さめのバス（バン）2台に分乗して来ました。山道をぐるぐる上がったり降りたりするので、若干気分が悪くなりました。
ピピラの丘の観光を終え、次はサン・ミゲル・デ・アジェンデに向かいます。
まず、宿泊したミシオンホテルでのトイレ休憩でした。まだホテルのレストランは朝食タイムで、それがですね、私たちが食べた朝食よりもうんと豪華だったの。私たちは朝が早かったせいでまだ準備が整わず質素だったのか？もともと料金的なことでそういう設定だったのか？分からないけど、どうせいくらも食べられやしないからいいやと思いつつ、この差はなにか釈然としない思い、、、、。
それからバスに乗って忘れちゃったけど、たぶん1時間くらいでサン・ミゲル・デ・アジェンデに到着したと思います。
まずは市場を案内していただきました。市場でお買い物出来るなんて全く予想外だったので、もう大興奮！メキシコシティの市場よりもずっと物価が安いような気がしました。ここでも売り子さん達はしつこく絡んでくるようなことは決してなく、あっさりした態度で好感が持てました。クレジットカードも使用出来そうでしたが、そうすると一切値引きには応じてくれない感じでした
朝はとても冷え込んでダウンを着たくらいなのに、昼間は暑くて半袖でもよさそうな極端な気候でした。暑い。
その後、素敵なホテルのレストランでランチです。こんな素敵なホテルに泊まりたかったわ。今回のツアーの宿泊ホテルちょっと残念でしたわね。
食事を終えると、とうとう観光は全て終了しました。
夜中の12時50分の便に搭乗するのですが、ここサン・ミゲル・デ・アジェンデから空港まではどうやら6時間くらいかかるそうです。高速をぶっ飛ばして行くのですね。
トイレ休憩2回、ガソリンスタンドと前日寄ったケレタロのドライブインに寄りました。ガソリンスタンドのトイレではちょっと大変でした。それまでのトイレはお釣りが出たり係の人がいたりしましたが、そこはトイレを使うのにお釣りが出ないので50ペソ・20ペソ・10ペソ硬貨しか使えず、小銭がない人は困ってしまっていました。私はたまたま50ペソ1個だけ持っていました。メキシコの旅では小銭確保が大切なようです。
途中のドライブインでツアーの皆さんは上手に残りのメキシコペソを使い切っておられました。私はまたメキシコに来るかもしれないし、ドルに両替して持っていてもどちらでもいいので、全然無頓着にしていました。ただ夫に全く何も買っていなかったので、適当なお菓子をつかんで買ってみました。いつもながら思いやりもない雑なヤツです。
午後7時頃、6時間くらいかかったのかもしれないけど、ほぼ寝ていたのですぐにメキシコシティ空港に到着しました。4日間お世話になった運転手さんとお別れです。安全運転をありがとうございました。チップを渡している方もおられました。おお、そういうものなのか！！私はすぐに適当なお札を用意できず失礼しました。ちゃんと準備しておくものですね。勉強になりました。
夕食は空港内のマリオットホテルのレストランでした。眠いし、お腹いっぱいなのに、この旅でいちばん素敵な夕食が出ました。残念ながらほとんど食べられませんでした
食事が済んだら、レストランの脇でスーツケースの整理をしてもよいということでしたので、その日に買った物、割れ物などもありましたが、手荷物にするには重すぎるのでなんとかスーツケースに詰め込みました。どうか破損せず持ち帰れますように。。。（幸い全て無事でした）
お手洗いや歯磨きなどを済ませた頃、空港でチェックインし、搭乗ゲートに向かいます。とうとうメキシコともお別れです。
出国審査というものは特にないのですね。搭乗券をもらうときにANAのスタッフさんがパスポートと入国のときにもらったQRコードを確認して、セキュリティーチェックの時に搭乗券（+パスポートもかな？）を確認されただけですね。
ただ搭乗ゲートの待合エリアに入るところの検査はかなり厳重で、手荷物、小さなポシェットに至るまで中を開けてのチェックと体中くまなくセンサーでチェックされました。お手洗いが中にないので、いったん外に出ようものなら何度でもその検査を受けなければなりませんでした。
私はこのゲートエリアに入る前にプライオリティパスで入れるラウンジを見学したかったので、なんちゃら19（忘れてしまった）というところに行ってみました。すごく狭くてギューギュー詰めのラウンジでなんだか空気も悪そうだったし、食事も飲み物も注文して持ってきてもらうタイプで、すこーしだけつまみたいとか半分だけ飲みたいみたいな加減も出来ず、なんだか居心地悪くて、ポットにお白湯だけ貰って出てきてしまいました。プライオリティパスのラウンジ利用回数は制限があるのに、1回分無駄にしてしまった、お白湯一杯のために。ま、しばらく飛行機旅も出来そうにないしどうってことないわね。訂正:プライオリティパスのラウンジ利用回数制限は2025年1月からのようですね。なぜか2024年1月からと思い込んでいました😜
そのあと、スタバでマグカップ（410ペソ）を買って、まだ850ペソくらい残っていたので、両替しようと思ったのだけど、両替カウンターがどこにもなくて、空港スタッフさんにお聞きしたら（¿Hay una oficina de cambio? 合ってるかは知らん）、めちゃくちゃ遠いところにしかないみたいで、どうしようかと思ったけど行ってみました。すごく遠かったよ。なんで近くにないのかしら？夜中だから？疲れたよ、全く。そして850ペソは46ドルになりましたが、そのレートがどうなのか分かりません。バカだから仕方ないす。
それからゲートに戻って厳重な検査を受けて、搭乗しました。
飛行機が滑走路に向かって動き出したとたん、ある乗客の方（たぶん日本人らしい）が、「スーツケースにモバイルバッテリーを入れたまま預けてしまった」とCAさんに申告したものですからさぁ大変です。飛行機はそのまままたゲートに戻ってその方のスーツケースを飛行機の荷物庫から取り出して、その方は呼び出されてモバイルバッテリーを取り出し、また出発のし直しになったそうです、、、、私、飛行機に乗ったとたんに眠り込む体質なものですから、この一連の事件を全く知りませんでした。あとで同じツアーの方に教えていただきました。１時間弱出発が遅れたそうです。
迷惑な話ではありますが、その方が正直に申告されたことは勇気のいることだったと思います。たぶん大丈夫じゃね？とばっくれる悪いヤツもいるかもしれません。うっかりミスは誰にでもあり得ることですから、私も気をつけねばと心に刻みました。
機内食は２回と菓子パンが１個がもらえました。最後尾のギャレーエリアでは、いつでもお菓子や飲み物がいただけるようになっていました。一度いただいた黒飴がすごく美味しくて、また貰いに行ってしまいました。
午前7時30分頃、モバイルバッテリー事件のせいか１時間弱ほど遅れて到着。タイトな乗り継ぎの方は大変でしょうが、名古屋に帰る便はなんと16時55分発で待ち時間が９時間以上あるので余裕なのです。
昔は成田名古屋便は国際線扱いだったので、スーツケースは名古屋に直行で受け取りだったのですが、今は国内線扱いなので、いったんスーツケースは成田受け取りで、税関を通らねばなりません。
荷物を受け取り、添乗員さん、ツアーの皆さんとはお別れです。成田・伊丹・名古屋と三カ所の空港からの参加でした。皆さんとても良い方ばかりで快適な旅を楽しませていただきました。私のような一人参加のダサい田舎モノを仲間に加えていただいて本当に感謝しています。お世話になりました。ありがとうございました。
名古屋組の私以外の皆さんは、この待ち時間を利用して東京観光に行かれるそうです。皆さん、本当にエネルギッシュですね。
そうそう、成田空港のANA国内線カウンターは14時00分から18時00分のみの営業で、私たちのこの国際線からの乗り継ぎのスーツケースさえも9時00分からしか預かって貰えなかったの。しかも電話連絡しておかないとスタッフさん、来てくれないんだって。だから、東京観光に出かけるにしても、9時00分を待たねばならなかったの。ちょっと不便。
私は出かける元気がないわけでもなかったのですが、プライオリティパスで利用出来るカプセルホテルをぜひ体験してみたかったので、まず、マクドナルドで朝食を食べてから、第二ターミナルへ向かいました。プライオリティパスで休憩５時間無料（定価3,500円）です。
マクドナルドの朝食セット650円。思ったより高いと思ったのだけど、今はこんなもの？
16時50分頃、成田発中部国際空港に向けて出発しました。ほんの1時間ほどのフライトでしたが、ドリンクサービスはあったようです。すぐに寝たので全く知りません。移動時間はずっと寝てばかりです。疲れ知らずでありがたいことです。
無事、中部国際空港に到着しました。荷物を引き取り名古屋組の皆さんにお別れのご挨拶をして、名鉄電車に18時36分に乗れました。
意外と早く帰宅できました。
ツアーの皆様、添乗員様、現地ガイド様、運転手の皆様、、、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
激短メキシコ6日間の旅⑤ 三日目
三日目です。
ホテル移動日なので荷物をまとめて、ドアの前（外）に置かねばなりません。荷物は早めにパッキングし終わりドアの外に出して、OKと思ったらやってしまった！オートロックで閉め出された！
ターイヘン、、、ってほどのことでもないわ。私は、自慢じゃないけど今まで世界各国で何度か経験しているからこの事例に関しては冷静なの。フロントに行ってアイ・レフト・マイ・キー・イン・ザ・ルームと言えばいいのよ（他の言い方は知らない）。そしたら部屋番号を聞かれるくらいで、不思議と何の確認もなく新しいカードキーが貰えるの。確認もなくってちょっと怖いよね。でも今までIDなどの確認されたこと一度もないの。
そして新しい鍵で部屋に戻ってバッグと携帯持って朝食へ。パンが美味しいからパンとコーヒーだけモリモリいただく。
そうそう、私、冷たい水があまり好きでなくて、ふだんお白湯を飲んでいるので、今回の旅でもお湯を持参のポットで沸かしてマグボトルに入れて持ち歩いていました。快適です。
8時30分頃？だったかホテル出発。この時期のメキシコシティには珍しく雨模様。しかし行き先のケレタロ、グアナフアトの天気は良さそうとのこと。
この日は1日バスの中と言っても過言でない長距離ドライブの日。まず2時間走ってドライブインで休憩。
トイレ使用は50ペソ。お釣りも出るし、係の人もいました。メキシコのトイレはペーパーがないところが多いと聞きましたが、今回の旅でなかったのは1回だけだったかな。私たちが立ち寄ったトイレはどこもそこそこ清潔で問題なし。ただ備え付けのペーパーであっても使用後ゴミ箱に捨てなくてはいけないのがストレスでしたね。
オアハカの名産、オアハカチーズが売られていて添乗員さんが購入して味見させてくださいました。美味しいことは美味しいね。でも生（ナマ）物だし、重いし、取り扱いむずかしそうなのでパス。
休憩後、2時間走ってケレタロに到着。
水道橋が有名な美しい街です。でも昔ながらの古都のような景観を勝手に想像していたら、意外と近代的な建物が立ち並ぶ都会でした。展望台からの見学です。もう少し近くで見たかったな。
なぜか通りに大好きなプラド美術館（スペイン・マドリード）の有名絵画のレプリカがずらり。私の推しのルーベンス、ベラスケス、ムリーリョなどなど。
ランチはケレタロ旧市街のメキシコ料理レストランで。お通しのトルティージャチップスのソースが辛くてヒーヒーなったけど、美味しかったです。スープは野菜たっぷり、タコスは具だくさんで三個、そしてデザートはとうもろこしの温かいケーキとカモミールティ。飲み物はレモネードを頼んだら、当たり前だけど氷入りで、ナマ物避けていた努力が台無しじゃん。でも気合い入れて飲んだから大丈夫。
昼食後、一路、今晩のホテル（ミシオン・グアナフアト）に向かいました。ホテル間近の道路で電信柱と木が倒れて道を塞ぎ、大回りするというアクシデントもありましたが、無事2時間弱くらいで到着。ホテル口コミをネットで調べていたら、よい情報皆無だったので期待していなかったけど、街から遠い（ツアーだから問題なし）、Wi-Fiがロビーのみ（スマホでデータローミングするから問題なし）、エレベーターがない（ポーターさんが運んでくれる）こと以外はお部屋の広さ、アメニティやシャワーの具合などは十分の設備で、ツアーであるならば私は全く問題なしでした。ただし、駐車場からホテルまでの急坂を上り下りするのは、足の悪い方にはちょっと無理かなぁと思います。
高台で繁華街から離れた立地のせいか、部屋のバルコニーから夜空のお星様があまりにもきれいに見えたのも感動でした。写真を撮ってみたけど私のスマホと技術では何もうつりませんでした。
そういえば、ホテルキーで部屋が開かなくて困っていたら、同じツアーの隣の部屋のご家族の奥様がスペイン語でスタッフの方に頼んでくださって助かりました。この奥様、英語もスペイン語も堪能でいらして、お嬢さん達とはまるで三姉妹のようで素敵なご家族でした。こういう緊急時にすっと簡単な単語のひとつも出てこない私はまだまだ全く勉強が足りませんね。
夕食は、グアナフアトの夜景の見えるレストランに行きました。まさにディズニー映画リメンバー・ミーの光景でした。ご一緒してくださったマダム達と楽しく過ごさせていただきました。食事はまぁまぁ美味しかったです。サービスのココナッツミルクが甘々でした。
レストランのバルコニーからの夜景 まさにリメンバー・ミーの世界！
食後、ホテルに戻ってロビーで写真交換のためのラインの交換などワイワイしてから部屋に戻り寝ました。あまりに楽しい夜だったのでなかなか寝付けなかったわ。
激短メキシコ6日間の旅④ 二日目
二日目
昨日は長い一日でした。寝たのか寝てないのか分からないような一夜でしたが、私はとても元気。お天気も良くて観光日和のようです。
朝7時、朝ご飯に元気よく向かいます。ふふふ、一番乗りでした。牛乳やジュースの容器がとてもキュートです。お料理はイマイチ？でしたが、パンの種類は豊富で私は満足です。トースターもあって尚ナイスです。フルーツも各種ありますが、今回の旅ではお腹のために生野菜とフルーツはパスしようと思っています。ちなみに歯磨きも必ずミネラルウォーターでと、何かで見かけたのでそうしていました（添乗員さんは歯磨き・うがいくらいは水道水でOKと言っていましたが）。
午前9時、ホテルを出発。15分くらいでメキシコシティ歴史地区に到着です。
メトロポリタン大聖堂・国立宮殿・テンプロマジョールなどを見学しました。大聖堂や国立宮殿は荘厳で美しいものですが、これらは16世紀にスペイン人侵略者により、アステカ人の心の拠り所であるアステカの神殿ピラミッドは破壊され、その石を使って、破壊された跡地に建てられたものだそうです。私はここに来る前にスペイン語の先生（メキシコ人女性）からアステカの歴史についての記事を読む宿題を出されていましたから、ここでの悲しい歴史についてガイドさんの説明とともによく理解出来ました。
メトロポリタン大聖堂は250年くらいかけて建造されたので、それぞれの年代の様々な建築様式（ゴシック、ルネッサンス、バロック、新古典主義）が見られるそうです。とてもきれいですね。
次はバスに乗って10分少々でヴァスコンセロス図書に行きました。ここは元は国鉄の駅だったそうです。とても近未来的な不思議な作りの図書館で、見た目はとても美しいですが、使い勝手はどうなんでしょうね。
図書館で写真を撮ったら、次は今回の旅で最も楽しかったことのひとつ、ウォルマートでのお買い物です。スーパーマーケットだけあって、コンビニよりは安いけれど、なかなかの物価高でした。日本と同じくらいか、いや、それ以上のものがほとんど。
レジ会計後に買い物した品を袋に詰めてくれる人がいて、その人に10ペソ（約100円）くらい渡すのが慣例らしいです。ちなみにメキシコでもレジ袋は有料なので購入するかエコバッグ持参を。
そして一路、テオティワカンへ向かいます。高速道路は道も良くスイスイ快適です。1時間半くらいでランチのレストランに到着しました。
バイキングでお料理はいろいろありましたが、生野菜は食べたくなかったし、お肉の煮込み料理などもちょっとギトギトしてそうだし味もよく分からなかったので、タコスと魚フライだけいただきました。タコスはサボテン🌵が山盛りでなんだかうれしい。ソースは辛くないよとスタッフさんが言ったのに、結構辛かったわ。
ランチのあとは、テオティワカンを見学しました。コロナ禍以降、ピラミッドに登るのは禁止されています。でも石段はガタガタで足場は悪く急な階段を乗り降りするのは危ないので、登ってよかったとしても私なら登らないかな。
月のピラミッド
死者の道
太陽のピラミッド
ピラミッド周辺にはサボテンがいっぱい
ピラミッド周辺のお店でアステカ暦の飾り皿を買いました。お姉さんとスペイン語がたくさんお話が出来て嬉しかったです。
見学を終えてホテルに、戻ります。1時間半くらいで着いたかな。
17時00分頃ホテル到着。実は私にはあるミッションが託されておりまして、それは海外留学中でたまたま休暇中にメキシコに滞在していらした私の先生のご子息様に目薬を手渡すという重要な任務なのでした。どんな珍しい目薬を渡すのかと思ったら普通に日本のドラッグストアで売っているものでしたが、きっと外国では手に入らないのでしょうね。
ご子息様がホテルのロビーに、訪ねて来られ目薬を渡しましたが、これがまた眉目秀麗、礼儀正しく、朗らかで、爽やか、、、と長所を上げれば限りなく続けられるような、好青年様でありました。良きものを見せていただき心が洗われるような思いでした。どのようにしたらこのような素晴らしい青年を育てあげられるのか一度先生にお尋ねしなければなりません。
夕食前に前日の市場をもう一度訪ねました。刺繍のブラウス二枚で300ペソ（約3,000円）くらいでした。頑張ってスペイン語でお姉さんと話していましたが、途中から分からなくなってしまって、お姉さんにこんなに、ゆっくり話してても分からない？と笑われました！すみません、修行が足りませんでした。
それから個性的で美しいお姉さまのお店で刺繍バッグを買いました。ここでもスペイン語で頑張って話したよ。もう私たちアミーガス（友だち）だよねと言っていただきましたよ(笑) 300ペソと言われたのを250ペソ（2,500円くらい）にしてくれたけど、それでもまだ高いよなぁ。母が喜んだのでヨシとします。
午後7時 ホテルで夕食。スープと牛肉と野菜の煮込みとデザート。プリンみたいなケーキは美味しかったけど、あとはイマイチ。
翌日はホテル移動日なので、早めに荷物をパッキングして寝ました。意外と時差ボケないもんだなぁ。
