おばたび~obasanだって旅したい

香港・スペイン・大塚国際美術館・伊勢など楽しい旅の思い出を語ります。

2019年4月八重山諸島ツアー⑥ 三日目 西表島・由布島・竹富島観光・土砂降り雨にやられたよ。

ツアー3日目は由布島観光(水牛車・植物園)、西表島観光(マングローブクルーズ)、竹富島観光(ガイジ浜・コンドイビーチ)、フェリーにて小浜島へ、はいむるぶし宿泊という行程です。バス、水牛車、マングローブ観光船、竹富島行きフェリー、小浜島フェリーと乗り物に乗ったり降りたりの忙しい一日です。ありがたいことに大きな荷物はホテルでまとめてロビーの指定場所に出しておけば、小浜島のはいむるぶしに直接送ってもらえるようになっていましたので、荷物の心配はありませんでした。

朝からあいにくの曇り空です。1日目2日目も曇り空でしたが、なんとか雨に降られることだけは免れました。しかし、この日は朝から今にも降り出しそうな黒い雲がわいていました。なんとか雨が降り出さないといいけれど、、、、。

西表島観光

ホテルでビュッフェ朝食のあと9:00にホテルを出発しました(朝食については前ページで記載しています)。

まずは由布島観光からです。由布島西表島の美原から水牛車に乗って渡ります。乗車時間は水牛の体力とご機嫌次第ですがだいたい10分くらい。以前添乗員さんは22分もかかったことがあるそうです。お疲れだったのかな?

由布島

由布島は周囲2キロ少々の小さな島です。昔は定住していた人もいたそうですが、ひどい台風被害に遭い、島民は移住していきましたが、西表さんという方がヤシの木などの熱帯の植物を一本また一本と少しずつ植樹していったのが現在の植物園のはじまりだそうです。

水牛車乗り場の水牛さん。ユルいね。

水牛さんのお仕事は週5勤務(週休2日)10時から16時までで残業はなし、産休育休ありのホワイト企業だそうです。野生の水牛の寿命15歳よりも遥かに長生きの30歳くらいまで生きるのが普通で20歳くらいで引退し老後はリゾートホテルの敷地内などでゆったり過ごすそうよ。

生まれて初めて水牛車に乗りました。水牛のアンリちゃん、がんばって!

由布島で蝶々園に行きました。日本最大級の蝶・オオゴマダラがたっくさん飛んでいます。奥には黄金のサナギが木にぶら下がっていました。目を剥くような金色ですよ、とても天然の生物とは思えなかったわ。

そのあと、マンタの浜やブーゲンビリア温室を見学しました。小さな島ですが、とても見所があり楽しかったです。一時間ほどの滞在で、行きと同じく水牛車で西表島に戻りました。

蝶々園への小道

日本最大級の蝶々、オオゴマダラが温室の中でたくさん飛び回っています。全然人間を警戒する様子もなくのんびりしています。

サナギはびっくりするほどキンキラキンの金色です。毒があることを示す警戒色なんだって。

羽化したての蝶々がいました。がんばれ!

マンタの浜のマンタさん。

右上は八重島名物の月桃の花。いい香りがするらしいけど、わからなかったわ。

ブーゲンビリアの温室。いろいろな色のお花がありました。

木の上の方にパパイヤが生っていました。こちらでは私有地でない限り、パパイヤが生っていたら山菜のように採って食べることが普通だそうです。

昔の水牛車の模型。ゆるい水牛さん。

帰りも水牛車に乗って行きます。

御者さんが三線をつま弾きながら島唄を歌ってくれました。風情があるわね。手前の板は水牛さんが歩きながら水中に○○をするので、被害に遭わないためのカバーです。

昼食

帰りの水牛車を降りたところで、残念ながら大雨が降って来ました。

昼食は西表島のホテルパイヌマヤのレストランで八重山御膳をいただきました。野菜や豚肉、ソバ、赤米などバランスの良い美味しいランチでした。量がそこそこだったところが良かったです。

こちらのホテルは女子トイレの個室の数がとても少ないので、大行列になってしまい、列の最後の方の人はバスの時間に間に合わなくなったため、使用できませんでした。次の目的地は大原港でそちらにもトイレはありますから差し迫っていない人はいいですが、不安のある人は早めに並んだ方がよさそうでしたよ。

八重山御膳 ほどよい量で美味しかったです

ここのホテルも敷地内で熱帯雨林の森をお散歩出来るようですね。西表島のジャングルがとても好きになりましたら、雨でなければちょっとお散歩してみたかったです。

仲間川マングローブクルーズ

昼食後、バスにて大原港に行き、そこからはマングローブクルーズ船に乗りました。どしゃぶりの大雨です。

びっくりすることに観光バスの運転手さんがそのまま船に乗り込み、操縦とガイドアナウンスをしてくれました。西表島のバス運転手さんはみんな、バス運転手・バスガイド・ボート操縦(&ガイド)の3役をこなすそうです。すごいね。

潮の干満の加減でUターンする場所が変わりますが、この日この時間はいちばん遠くまで行けました。サキシマスオウノキという板状の根を持つ珍しい木が見られる船着き場まで行けたのですが、大雨のため私たち親子は見学を断念しました。母は前回は干潮のためここまで来られず見られなったそうですが、今回もダメでした。また今度チャンスあるかな?

マングローブの木々がたくさん見えました。でも大雨がすごくてボートのビニールカバーを外せなかったから写真はないです。これはタコ足のメヒルギ・オヒルギの木です。

潮の加減でなかなか来ることが出来ないというサキシマスオウノキがある船着き場まで来られました。その珍しい木を見たかったけど、あまりのどしゃぶり雨に私はパス。カッパや長靴を持参していた賢い人々は果敢に見学に出て行きました。せっかくここまで来られたのに残念。

雨のため実際には見られなかったのでガイドブックを撮影しました。サキシマスオウノキです。板根という巨大な板状に切り立った巨大な根を持つのが特徴です。

竹富島観光

マングローブクルーズを終え、大原港に戻って来ました。大原港から竹富島までフェリーで移動しました。40分弱くらいだったかな。

到着してフェリーから船着き場に降りるその一瞬だけでもずぶ濡れになるようなどしゃぶり雨でした。

竹富島は道が狭いので大型観光バスではなく、20人乗りくらいのマイクロバスで観光に出発しました。とにかく大雨なの。もう大変。道が川みたいよ。

星砂ビーチ(ガイジ浜)は土砂降り

竹富島で星の砂のビーチに来ることをとても楽しみにしていましたが、途轍(とてつ)もないどしゃぶり雨に見舞われまして、ガイドさん兼バスの運転手さんが、「勇気のある方、行ってみますか?」と声をかけましたが、さすがに勇者は現れませんでした。雨に打たれるのも靴が泥んこになるのもごめんだよね。とても残念でした。星砂を手のひらに乗せてみたかったわ。星の砂は、実際は砂ではなく、有孔虫の抜け殻・あるいは死骸で、たまにここのビーチでは動く(まだ生きている)星の砂が見つかることもあるそうよ。見てみたかったわ。

ちなみに、あちこちのおみやげもの屋さんで購入できる小瓶入りの星の砂は、こういう星砂が取れるビーチで採取されるものではなく、ワカメのような海藻を使って養殖しているものだそうです。天然のものは欠けた星形のものが多いけれど、養殖モノは完全体で採取できるんですって。なるほどね。

いつか天然の星の砂を手のひらに乗せられますように。また来るね。

コンドイビーチ

竹富島を代表するとてもきれいなビーチ。ここも大変などしゃぶりの雨だったので車窓から見ただけです。また来るね。

コンドイビーチ。とてもきれいね。雨だけど。

赤瓦屋根の町並み見学

赤瓦屋根の町並みを見学するころに、ようやく雨が小雨になりました。ツアーによってはここでまた水牛車に乗ることもあるようですが、私たちは徒歩での観光でした。ちなみに水牛車が雨の中で働いていたので可哀想と思っていたら、水牛は水が大好きなので雨が大好きなんですって。本当かしら?

赤瓦の旧家。ツアー会社が見学できるように借り上げているものらしいよ。室内も見学出来ます。

屋根にはしっかりシーサーさん。

たけとみ民芸館

石灰岩の石塀。コンクリートで固めておらず、ただ積み上げてあるだけなんだって。石灰岩竹富島のどこを掘っても出てくるそうです。

バナナ畑に生っていた島バナナ。通常見かけるバナナより小さなサイズで高価なものらしいよ。

フェリーで小浜島

どしゃぶり雨に遭いましたが、星の砂のビーチに行けなかった以外は、まずまず観光が出来ました。竹富島のフェリー乗り場から小浜島までは25分くらいでした。小浜島のフェリー乗り場からは、はいむるぶしまではバスで5分ほどでした。

フェリー乗り場からホテルまでは無料送迎バスがあります。

はいむるぶし到着

17:30頃、はいむるぶしに到着しました。広い広い敷地を擁するとても美しいホテルです。部屋に入って、あまりの素晴らしさに呆然としました。このツアーでのホテルは前日・前々日ともにとても素晴らしいものでしたが、ここ、はいむるぶしはまた格別でしたね。

オプションの夕食ビュッフェは付けていなかったので、夜にビーチサイドにある星空カフェに行きました(結局カクテルをいただいただけで食事はしなかったの、おやつのサーターアンダギーが胸につっかえていて、、、、)。敷地内を散歩したり、ロマンチックな星空カフェに行ったり、大浴場に行ったり、、、次のページで詳述しています。見てね。