おばたび~obasanだって旅したい

香港・スペイン・大塚国際美術館・伊勢など楽しい旅の思い出を語ります。

2019年4月八重山諸島ツアー⑦ まさに楽園「はいむるぶし」宿泊レポ

ツアー3日目の宿泊は、はいむるぶし(小浜島)でした。一日目の石垣シーサイドホテル、二日目のニラカナイ西表島もどちらも素晴らしいホテルでした。特にニラカナイ西表島は私の経験上では断トツ№1だと思ったのですが、早くもその翌日にそれをはるかに凌駕するホテルに出会うとは!!!

広大な敷地に艶やかに咲き誇る花々、マングローブの森、美しいビーチ、水牛・ヤギ・リクガメなどに出会える広場、ビーチの美しいカフェ、、、、

はいむるぶし、素晴らし過ぎ!恐れ入りました。八重山の他の観光地の素晴らしさが全部ぶっとぶような体験でした(もちろんどこも素晴らしかったのよ、それは間違いなし)。もはや八重山はここに来るだけで全て完結するのではないかしら?と思うほど。

この素晴らしさを具(つぶさ)にご紹介したいと思いますが、どれほどお伝え出来るか自信はありません。よかったらご覧ください。

小浜港からの送迎バス。落ち着いた色合いで素敵。

基本情報

ホテル名 はいむるぶし

住所  〒907-1292沖縄県八重山郡竹富町小浜2930

TEL  0980-85-3111

交通アクセス 石垣港から高速船で30分/小浜港より無料送迎バスで約5分(定期船到着時間に合わせて運行・予約不要)

チェックイン 15:00 (最終チェックイン:19:00)

チェックアウト 11:00

館内設備

レストラン ティーラウンジ バー 多目的室 大浴場 売店 自動販売機 コインランドリー エステサロン プール(夏期のみ) 貸自転車 送迎バス など

部屋設備・備品

テレビ 電話 インターネット接続(無線LAN形式) Bluetoothスピーカー 充電器(ユニバーサルタイプ)湯沸かしポット お茶セット 冷蔵庫 ドライヤー ズボンプレッサー(貸出) アイロン(貸出) 洗浄機付トイレ 石鹸(液体) ボディーソープ シャンプー コンディショナー 洗顔ソープ ハミガキセット カミソリ シャワーキャップ くし ブラシ タオル バスタオル ナイトウェア スリッパ パジャマ 金庫

ネット環境 無料Wi-Fiあり

お部屋(スタンダード・うーじ棟)

団体ツアーでしたので、はいむるぶしではいちばんランクの低いスタンダードタイプ「うーじ棟」でした。部屋からの眺望は広大な緑広がる中庭です。海は見えません。その代わりフロントやレストランのあるセンター棟は道を渡ってすぐ(徒歩3分以下)、大浴場にも徒歩5分くらいなので便利な立地ではあります。

玄関があり、靴を脱ぐ日本式のお部屋なので清潔です。お部屋はスタンダードクラスとは思えないほど広く美しく設備も十分でした。ベッドは広々セミダブルが2台と、大きな大きなソファが2台。恐らく定員の4名での宿泊のときにはこれがソファベッドとなるのでしょうが、折りたたまれておらずベッドそのままのサイズのソファなので、そのままソファにゴロゴロできます。これほどの大型ソファを2台置いても尚、広々とした室内。かなりの広さですね。

玄関があって靴を脱ぐ日本式なので室内は清潔です。傘と懐中電灯も常備。

セミダブルの広々ベッドが2台

ベッドサイズのソファが2台。荷物の整理やゴロゴロお昼寝するのに最適!

広いベランダ

眺望は美しいグリーンの中庭。残念ながら海は見えません。

湯沸しポットも嬉しいけれど、もっと素晴らしかったのはネスプレッソのコーヒーマシンがあったこと!スタンダードクラスでネスプレッソがあるなんてなんて素晴らしい!なんて贅沢でしょう!

大好きネスプレッソコーヒー!スタンダードレベルのお部屋に設置してあるだなんてラッキー。

前日石垣フェリーターミナルの売店で買っておいたサーターアンダギーとコーヒー。BOSEのスピーカーで音楽を聞きながらのんびり。幸せ。

変な時間(夕刻)にサーターアンダギーを食べたため星空カフェで夕食を食べ損ね、結局夜遅くに売店で購入したカップラーメンを食べました。素敵なリゾートに似つかわしくない図。

あと嬉しかったのは、BoseBluetoothスピーカーがあったことです。このような楽園ホテルには少々場違い感がありましたが、母の大好きな布施明さんの歌(AmazonMusicより)を聴きながら美味しいコーヒーでゆったりしたひとときを過ごせました。幸せ!

無料Wi-Fiも完備で接続もよかったです。いろいろな充電コードの形に対応出来る充電器も完備でした。ありがたい!上記のBoseスピーカーも充電式ですので、スピーカーの充電コードは充電器としても使えました。

ユニバーサルタイプの充電器あり。BOSEのBuletoothスピーカーがありました。スピーカーの充電器はスマホ充電にも使えます。

お風呂とトイレは別の作りになっています。お風呂は洗い場のある日本式。このツアーでのお風呂は全て日本式でトイレは別だったんだよね。使いやすくて本当にいいわね。私は国内旅行ではビジネスホテルしか泊まったことがなくユニットバスが普通と思っていたので、こんな風にトイレが別の洗い場のあるお風呂には感動しました。

お風呂は洗い場のある日本式。トイレも別で使いやすいです。

大浴場への荷物を入れる用のカゴバッグ。ホテルショップで2000円くらいで販売もありました。ちょっと欲しい気もしたけど、うちではたぶん使い道ないかな。

部屋は広いし、設備も素晴らしく、私はもはやこの部屋から一歩も出なくも十分快適に楽しく過ごせそう!しかし、しかし、敷地内も素晴らしいのです。ああ、忙しい。このホテルを楽しみまくるのに、たった1泊ではとうてい短すぎる、もったいない。

敷地

花々

敷地内はあっちにもこっちにも植物園か!と言わんばかりに様々な花々が咲き乱れています。いろいろな色のハイビスカスがやはり南国らしくていいですね。

あっちにもこっちにもさまざまなお花が咲いています。下段左の実はパイナップルに似ていますがアダンの実。食べて食べれないこともないけど美味しいモノではないそうです。

アダンの森

マングローグを形成するアダンの森の中に入って行ける小道があります。中には休憩できるおしゃれなチェアやお昼寝出来るハンモックもあります。アダンの根っこがうじゃうじゃしているのが南国の気分が盛り上がるね。

アダンの森。ハブに注意の看板がありドッキドキ。この写真のみ、はいむるぶし公式よりお借りしています。

ジャングル探検隊気分ね

ニラカナイ西表島にあったのと同じイスですね。反対側にはハンモックもありました。

動物ふれあい広場

センター棟近くに水牛のいる池、アヒルやヤギ、リクガメのいる動物ふれあい広場があります。すごく近くで見られて楽しいです。

由布島などで働いていた水牛の引退後はリゾートホテルでゆっくり過ごすという話を水牛車の御者さんからお聞きしましたから、ここにいる水牛たちも余生をのんびり過ごしている子たちなのかしらね。

睡蓮の池で水牛がのんびりしていました。水牛車引退後の悠々自適生活かな。

ヤギたちは犬小屋のようなおうちに暮らしているみたい。子ヤギちゃんがまるで子犬ちゃんみたいに人懐こくて可愛かったです。

リクガメは剥製かと思うほどじっとしていました。

ヒル達はエサの自販機にお金を入れただけでわしゃわしゃ寄ってきて面白かったです。

ビーチ

センター棟からビーチまでは1キロ近くの距離があり徒歩10分強かかりました。少し距離はありますがお花が咲いている小道やアダンの森などを見ながら歩いているのも楽しいものです。センター棟からは送迎バスも出ています(1時間に1便くらい・要予約)。

ビーチはそれはそれは美しかったです。ここは天国か?とこの八重山ツアーにやってきて何度も思いましたが、ここでもやはり思いました。美しい、、、、それ以外に言葉なし。

ビーチへの入口。左手にはビーチショップ、右手はカフェ。

砂はさらさら、波は静かで遠浅のキレイなビーチ

海水も澄んでいてとてもキレイでした

ブランコや壁画などのSNS映えスポットも充実。

海に向かってブランコしてみたくなるでしょ

おばば二人もパリピちっくに写真撮影してみたけど見たくないよね

プール

プールはレストランで食事をしたときに少し見たくらいですが、ホテルの規模の割には小さいですね。ビーチがメインということかしら。

あら、写真が1枚もなかったわ、すみません。

レストラン ぬちぐすい

朝食ビュッフェでしか利用していませんが、素晴らしかったです。特に、イクラやマグロたたきなどを盛り放題にして海鮮丼が作れるコーナーが大人気で大行列。朝は断然パン食派でここ数年朝にゴハンを一口も食べたことがない私も到底抗(あらが)えず、イクラを山盛りにしていただきました。美味しかった!朝からソフトクリーム機も稼働していてフルーツもてんこ盛りにしてデザートに。朝ごはんとは思えないほどの充実ぶりでした。おかげでまたしても食べ過ぎました。お昼ご飯はパスだろうな。

イクラ・マグロ・エビ・錦糸卵・温泉卵でセルフで海鮮丼が作れるコーナー。大盛況!!

海鮮丼が暗くて見えないね。イクラ山盛りなの。

星空カフェ

ビーチサイドにある星空カフェ。暗くなるとキャンドル(LED式)が灯されます。

18:00~23:00(ラストオーダー22:30) 予約不可

ビーチにあるこのカフェに夜に来ることを本当に楽しみにしていたの。本当はここで星空を見たかったのだけど、あいにくの曇り空で月が少し見えたくらい。でも雨ならば外のカバナとか言ったっけ?屋根付きベッドみたいなブースでは過ごせなかったので、曇りでもラッキーだったということで。

屋外での利用はレジで注文して前払いでポケベルを貰い、好きな席で待つというスタイル。私たちは小浜ブルー(1,000円)とオリオンビール(900円)を注文しました。小浜ブルーは甘くて飲みやすかったです。ツアーでは夕食はオプションだったため、バイキングという気分ではなかったのでこちらでピザかパスタでも食べようかと思っていましたが、何せ、おばば二人の胃袋にはお茶の時間に食したサーターアンダギーがまだ残っており、飲み物だけで精いっぱいでした。ピザなどFoodメニューは1000円~くらいで意外とリーズナブルだったみたい。

小浜ブリーとオリオンビール。海があまり写っていないけど、すぐ近くなのよ。潮風も感じるわよ。

カバナ(屋根付きベッド)が雨上がりで濡れていたので、スタッフさんがタオルをたくさん持ってきて拭いてくれました。写真もたくさん撮っていただいたりして、スタッフさん達はみなさんとても親切でいい感じでした。

素敵な夜のカフェに似つかわしくないおばば二人の見苦しい図ですみません。

日が暮れて暗くなると、カフェの外のエリアにキャンドルが灯りました。なんというロマンチックな光景!ここはカレシと来るところよね。オババ二人では場違いではありますが、なるべく邪魔しないように静かに過ごしていましたから許してね。

キャンドルがお花の形に照らしていました。ロマンチックね。

とてもきれいなカフェでした。オススメです。

展望大浴場

営業時間 6:00〜8:30・15:00〜23:00 電話にて送迎バスを呼べます。

センター棟から徒歩5分くらい。フェイスタオルとアメニティは山積みになっていますが、バスタオルはないので部屋から持参するようにしてください。脱衣場には衣類を入れる鍵付きロッカーがあるので安心です(ホテルの大浴場にはカゴしかないところが多いですよね)。

シャンプーバーがあり、好きなシャンプーコンディショナーが選べるようになっています。お風呂はそれほど広くはありません。展望大浴場という名なので、きっと展望もよかったのでしょうが、夜間の利用だったので全く外の景色は何も見えませんでした。明るいうちならば海が見えたかな?

敷地内は極力照明を落として夜空を楽しむみたいなコンセプト?のため、本当に暗いの、真っ暗と言っていいくらい。で、ですね、帰り道で元々超方向音痴な私は曲がり角2回程度のたった徒歩5分の道のりで、すっかり道に迷ってしまいました。夜間の真っ暗闇でもはや遭難と言いたいくらい!老母を連れていたので泣きたいくらい、しょぼん。

そこへ運良くちょうど大浴場に送迎に来ていたバスの運転手さまに救出され、無事フロントのあるセンター棟まで送っていただけました。せっかくお風呂ですっきりしたのに、冷や汗をかいてしまったわ。最初から素直に送迎をお願いすればよかったわ。油断しました。

でも冷静になれば、あちこちに案内表示板がありますからきっと大丈夫だっと思います。遭難と書いてしまいましたが、もちろん森の中ではなく、舗装された道路で道に迷っただけよ。センター棟のレストランの明かりもちゃんと見えてたから遠回りになっても帰れないことはなかったハズなの。なんて私が言っても信憑性なしね。

絵はがき

私と娘は手紙を書くのが好きで旅先で絵はがきをいつも買うようにしています。はいむるぶしの部屋にキレイな絵はがきが3枚置いてありました。娘の分も欲しいなと思って、フロントで「部屋にあった絵はがきを余分に購入したい」とお尋ねしましたら、差し上げますよと言って下さいました。まぁ、実は無料で貰えるだろうなと思ったんですけどね。お花や鳥、蝶、魚が描かれたキレイな絵はがきでした。とても嬉しいです。

ホテルで無料で貰えた絵はがき。とてもきれいでお気に入り。

おみやげもの屋さん

営業時間 7:30から21:00

かなり立派なおみやげもの屋さんがセンター棟にあります。はいむるぶしブランドのちんすこう(いろいろなフレーバーミックス)が14枚入りで648円と、高級ホテルにしてはかなりリーズナブル。

はいむるぶしブランドのちんすこう(ミルク・チョコ・プレーン・塩味など。648円)。ヤマネコちゃんネームタグはニラカナイ西表島で、花柄の絵はがきはJALで貰ったもの。左下ネームスタンプは孫娘ちゃんたちへのお土産(1個648円)。星の砂の小瓶は1個79円。ニモちゃんと水牛の絵はがきは各108円。

瓶入り星の砂もひとつ79円と超格安!星の砂はどこでも売っていますが、なぜかピンクや青・緑などけばけばしい色砂の中に星砂が入っているものしか見かけなくてイマイチと思っていましたが、ここの星の砂は全てが星の砂で小さな巻貝も数個入っていて上品な感じ。売り場には毒々しいバージョンしかなくこの上品な星の砂はレジ前にひっそりと置かれていました。

高さ5センチくらいの小瓶に入った星の砂。よくある色砂バージョンではなく、全てが星の砂と太陽の砂(ぷっくら丸い太陽型の粒)です。小さな巻貝も入っていてとても可愛いです。孫ちゃん達ちびっこ用の他自分用にも買いました。1個79円と格安です。

飲み物(アルコールやジュースなど)やカップ麺などもそれほど高くなく売っていました。離島の高級ホテルなのになかなかリーズナブルでますますはいむるぶしが好きになりました。

感想

ロビーに置いてあるレモン&ライムウォーター。お水でさえもオシャレ。

私が今まで宿泊したホテルの中で、断トツ№1だと思います。部屋は広く眺望も良く設備も素晴らしいし、敷地内の動物たちは可愛い、花々もマングローグの木々も美しい、ビーチも素敵、朝食も美味しい、スタッフさんは全て親切、非の打ちどころなし。ただひとつの難点(もちろん最大の利点でもある)は、敷地が広すぎることかな。もっとゆっくり滞在出来るならば、迷うことなくカートをレンタルすると思います。レンタル代金ちょっと高いけど、乗っている人たちを見るにつけ好きなときに好きなところに行けていいなぁと思いました。

最低でもここで3泊はしたいな。ビーチのチェアで今は亡きリップスライムの音楽でも聴きながらごろごろ一日過ごしたいです。

人生をやり直せるなら、間違いなく新婚旅行はここに来たいですが、やり直せそうにないので、またここに家族で来たいです。

素晴らしかった、、、、それ以外に言葉なし。

次のページはとうとう4日目最終日、石垣島フリータイムと帰路です。