まるで天国のようなニラカナイ西表島
ニラカナイ西表島は、西表島北部に位置しており、大原港からバスで50分くらいのところにあります。ホテル敷地内は、さながら熱帯雨林・ジャングルのように鬱蒼とした森林に囲まれており、森を抜けるとサラサラの白砂のビーチが広がる心安らぐまるで天国のような素敵なところでした。
とても素晴らしいニラカナイ西表島のことを詳しくご紹介しますね。
基本情報
ホテル名 ニラカナイ西表島
TEL 0980-85-7111
交通アクセス
新石垣空港より石垣港~約45分(高速船)上原港~車で約10分
新石垣空港より石垣港~約45分(高速船)大原港~車で約50分
◆上原港からは、車でほんの近くのようですが、石垣島から上原港への航路は天候による欠航が頻繁であるので、ツアーの場合は台風以外ではほぼ欠航のない大原港を使うようです。私たちがここへ到着した日もその翌日も上原港航路は欠航していました。
駐車場 あり、無料
チェックイン 15:00 (最終チェックイン:23:30)
チェックアウト 11:00
館内設備
レストラン 禁煙ルーム ショッピングアベニュー 屋外プール 貸自転車 送迎バス 【フロントにて配布】歯磨きセット、カミソリ、くし
部屋設備・備品
テレビ 電話 ティーサーバー 湯沸かしポット 冷蔵庫 ドライヤー電気スタンド 個別空調 洗浄機付トイレ ベビーベッド 石鹸(液体) シャンプー リンス タオル バスタオル スリッパ パジャマ
ネット環境 客室に無料Wi-Fiはありません。今どきWi-Fiがないのはかなり残念。このホテル唯一のマイナスポイントだけど、西表島自体のネット環境が悪くて仕方ないのかな(想像)。
お部屋
玄関で靴を脱ぐ日本式の客室でした。私達は団体ツアーなので、恐らくいちばん安いお部屋だったと思うのですが、とても広いゆったりしたお部屋でした。ゆったりとした2台のベッド(120×200cm)とは別にベランダ側には大きなデイベッド( 180×200cm)もあります。レースのカーテンを閉めれば憧れの天蓋付きお姫様ベッドになりますよ。孫娘ちゃんたちがいたらお姫様ごっこで大盛り上がりだろうなぁ。
なんというロマンチックなお部屋でしょう!
3人で宿泊するときはこのお姫様ベッドを使用するようです。背の高い人はちょっと足がつっかえるかも。
ベッドはセミダブルサイズで広々としています。
ベランダのすぐ外には鬱蒼とした熱帯雨林の森がありなんとなく空気がおいしく感じられます。そのすぐ後ろにはビーチがあります。私たちが宿泊した2階からは海は見えません。高層(と言ってもたぶん4-5階くらいまでしかないみたい?)からは見えるかな?でも波音は聞こえましたよ。
ベランダにも、木製テーブルとイスの他にクッションのきいた長椅子があり、ここでコロンとお昼寝も出来そう。室内のデイベッドとともに、お昼寝し放題ね。
冷蔵庫、お茶セット、湯沸しポット、室内金庫、タオルかけ(洗濯物も干せそう)、ビーチ用?のカゴ、ホウキなど、室内の備品も完璧。
お風呂は、洗い場のある日本式。お湯張りも自宅のお風呂のようにボタンひとつで出来るようでした(自動給湯は使っていませんが説明書きがあったので)。大浴場はありませんが、このお風呂で十分です。トイレは別になっていて、使いやすくてよかったです。
ジャングルブックカフェ
10:00~18:00オープン。
森の中にあるジャングルブックカフェ。深い緑の木々と野鳥の鳴き声に癒されます。
ここに来る前に、ネットで調べていてホテル敷地内の森の中にセルフでお茶が出来るジャングルブックカフェがあるという情報を得ていましたから、ここに来るのが楽しみでした。添乗員さんは、蚊が多いからあまりお勧めしませんとおっしゃっていましたが、この日(4月中旬の曇り天気の夕方)は蚊は一匹もいませんでしたよ。
ロビーから正面出入り口を出て車寄せを横切ったところに、ジャングルブックカフェの看板と小道があります。私はきっと見つけられないだろうなと思って、ホテルスタッフさんにお尋ねしたら、ご親切にも案内してくださいました。とても小さな小道を入ると森の中にひっそりとありました。
コーヒーはネスカフェのドルチェグストのような形態のカプセルを入れる本格的なもので、使い方はパウチして置いてありますが、少々分かりにくいです。私はたまたまそこにいらした宿泊客さんがご親切に教えてくださったので出来ました、よかったわ。コーヒーの他には冷蔵庫にアイスコーヒーとマンゴージュースがありました。もちろん利用は無料です。
カフェの座席は鮮やかな濃いオレンジ色で薄暗い森にとても映えます。少し揺り椅子のようになっていてリラックス出来ます。木製のブランコなんかもあってSNS映えしますね。
森林浴をしながら、野鳥の声を聴き、美味しいコーヒーをいただくなんて、ここは天国かしら?本当に素敵なところでした。私の自宅のリビングの掛け時計の時報で鳴るアカショウビンという野鳥の声も生で聞けて大感動しました。
本棚には読書用の本も数冊置いてありましたよ。老眼の私たちには、この薄暗さで読書は無理ですが。
ジャングルブックカフェの読書用書物いろいろ。
敷地内のあちこちに「ハブ注意」の看板があります。スリリングですね。
レストラン
夕食ビュッフェ
超豪華な食材はありませんでしたが、一品一品がとても丁寧に作られていて味もよかったです。満足です。
朝食ビュッフェ
朝食ビュッフェも美味しかったです。満足、満足。
プール
プールも美しかったです。プールサイドには南国の花々が咲き乱れ、バリ島みたいな石像も並んでいてリゾート感満載。
ビーチ
今回のツアーの3つのホテルの中で、このニラカナイ西表島のビーチがいちばんきれいだったと思います。なにしろ砂浜がキレイ。貝殻やサンゴのかけらや海藻などが一切ない完璧な美しい砂浜でした。チビちゃんを遊ばせるのにいいですね。
やまねこ学校
19:15からロビーで「やまねこ学校」が開催されていましたので参加してみました(日替わりで「ちゅらぼし学校」もあるそうです)。西表島のジャングルやビーチなどの見どころの紹介のあと、西表島の固有種イリオモテヤマネコについてのお話を聞きました。スライドショーを駆使したとても分かりやすいプログラムで、勉強になりました。時間が合えばぜひ参加してみてください。おすすめです。
ヤマネコとは関係ありませんが、ハブは西表島ではあちこちで見かけるという話をこのときにお聞きしました。年に数回はここのホテルの敷地内それもプールサイドでも見かけることもあるんだって。夜間は特に注意!それを聞いてからホテル内の散策はちょっと緊張・・・。
イリオモテヤマネコについて
- 天然記念物であるイリオモテヤマネコの現在の生息数は100匹程度
- 体長50~60センチ。体重3~5キロ
- 胴長で短足。毛並は黒みがかった濃い茶色でヒョウ柄に近い。
- 目の周りが白い。耳の後ろが白い。しっぽが太い。爪が隠れない。
- 泳ぐことも出来る。
- コウモリ・昆虫・ネズミ・魚・鳥・ヘビなどなんでも食べる→ジャングルの王様
- 天敵は交通事故。年間数頭が犠牲になっており、生息が危ぶまれている
- ヤマネコの交通事故を無くす為に、ヤマネコに車が来たことを知らせるガタガタ音を鳴らすためにゼブラゾーンが敷かれている、道路横断のためのヤマネコ用道路地下トンネル設置、ヤマネコ注意の看板の設置など多くの措置がなされている。
イリオモテヤマネコがよく見かけられる場所には、音の出るゼブラゾーンやネコトンネル、看板が設置されています。
イリオモテヤマネコの模型。記念撮影も出来ます。
おみやげもの屋さん
ロビー階におみやげもの屋さんがありました。ヤマネコぬいぐるみ欲しかったわ。
イリオモテヤマネコのぬいぐるみ。可愛い!
敷地内でアカショウビンの鳴き声を何度も聞きました。ビロロロローと口笛のような声です。姿はなかなか見ることは出来ないそうですが、こんな風に赤い鳥なんだって。