おばたび~obasanだって旅したい

香港・スペイン・大塚国際美術館・伊勢など楽しい旅の思い出を語ります。

米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃2019.03.11幕張2日目ライブレポ

思いがけず、ライブ3日前に奇跡的にトレードにて、米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃(2019.03.11 幕張2日目)のチケットをゲットすることが出来ました。先行も一般も落選しまくりだったのに、なんという僥倖!

トレードとは公式でチケットを購入した人が行けなくなったチケットを出品して定価で早いもの勝ちで購入できる公式のシステム。出品するチケットが出たときにしか買えないから、買える買えないは運次第。でも、この日は長い間、○と△が出てたんだよね。こんなに行けなくなった人いるかしら?直前になってもっと人が入れるという判断で運営側がチケットを増やしたのかもね。たまたま公式HPのトレードページを覗いてみたら○が付いていたので即購入しました。手が震えたね。たまたま見てみてよかった!

フォトスポット

まぁ、なにしろトレードの中でも最後の最後の方で手に入れたチケットなど、最後部ブロックに違いないのは覚悟の上、米津さんの声が生で聞けるなら例え豆粒あるいは米粒サイズにしか見えなかろうが全然OKよ。一人でのこのこ行って来ましたよ。

もう、サイコー!!!!あの日に戻りたい、、、、

こういうライブに参加出来ることは、この先そうそうあることではなさげなので、すぐにいろいろ忘れる自分のためにメモしておきます。俄かファンの適当な書き殴りですみません。

若い子ばっかりや

予想していたし、覚悟もしていたよ。でもこれほどまでとは!京葉線海浜幕張駅から幕張メッセに向かう道でぞろぞろ歩いているのはほぼ100%若い男の子と女の子ばかり。見た感じ19-20歳くらいにしか見えないわ。この子達のママよりも年食ったこんなBBAがのこのこやってきて場違いもいいところね。でも、そういうことも最近では気にしないの。

会場に着いてから落ち着いて辺りを見回したら、意外と私レベルのおじ・おばさんもいました。怯むことなしよ。いや、別に怯む必要なんて最初からなしだけどね。

トイレ大行列

16:30頃に会場到着。とりあえずトイレに行っとこうと思ったら、大大大行列。ナゴヤドームSMAPや嵐を見たときでもこれほどではなかったよ。こんなに並んだのは初めてだ。たぶん40分くらいは並んだよ。1時間待ちだったって言ってる人もいたよ。男性トイレは当然ガラガラでこういうときは本当に男性がうらやましいな。

物販はすいすいスムーズ

地方の物販は大行列で何時間も並んだというのを聞いていました。寒い日に外で長時間並んだところもあるようですが、幕張の物販会場は建物内だから寒くも暑くもないし、ブースもたくさんあって全然並ぶ必要なしでラクラク。ロープで列が仕切ってあるので、たどりつくまでに少しはぐるぐる歩くけどね。私はモノ減らし中なのでガチャ一回だけ。一回500円ね。両替もその場でしてくれるよ。シマシマパンツのブタのMAPSくんが欲しいなと思って回したら見事に一回でGET出来ました。ラッキー。コンプリートを目指しているのか、何度も何度もひいている子もたくさんいましたね。全種類並べたら可愛いだろうね。

物販会場。場所まで歩いているだけで、待ち時間はほとんどなし。

ガチャガチャのブース。機械はたくさんあるので、すぐに順番がきました。

ぶたくん、可愛い❤️家宝にしよう。チケットとリストバンドは入り口でqrコードと本人確認後貰えます。

トレードチケットのJは18:00過ぎくらいにやっと待機エリアへ

管理番号Jのチケットは、L1/R1, L2/R2, L3/R3 とそれぞれのブロックの4500番くらい?まである人たちが入場してからの案内だったので、18:00以降にやっと待機エリアに入りました。そこでまた、大雑把に分けられた番号ごとに並んで、整理番号を10人ずつ呼ばれてやっと入場しました。私が会場に入れたのは開演予定時間19:00のほんの15分くらい前。まだ私の後の番号の人が1,000人くらいいたみたいなので、本当に入場するだけでも大変ね。入場待ちも大変だったけど、いちばんに入場した人たちは、中で2時間とか立ったまま待ったってことね。それも大変だ。

トレード組のチケットは番号の早い順から、L1から3、R1から3の各ブロックに振り分けられるようになっていました。ちなみに私が入れたブロックはL3で予想通りのかなりの後方でした。どこでもいいです。ここに来られただけでそれでもう十分。

デジタルチケット

入場するまでいちばんドキドキしたのは、デジタルチケットのシステム。ダフ屋やオクなどでの高額転売を防ぐためのシステムで、氏名・生年月日などを登録してチケットを購入して、スマホタブレットで名前入りのデジタルチケットを発行して、入場のときには免許証等の身分証を提示して確認されてやっと入場できるというもの。スクリーンショットや印刷での表示は不可(ガラケーも不可)なので、もし、その入場確認の瞬間に、バッテリー切れやスマホの不具合、電波障害などのさまざまな不具合でチケットが表示されなくなってしまったらどうしよう?!ってドキドキ。モバイルバッテリーの準備はもちろん、予備のSIMフリースマホも持参していざとなったらSIM入れ替えようとまで準備しましたが、問題なくチケットを表示できました。ちゃんと免許証もしっかり確認されましたよ。2万7千人入ったそうですから、大変な手間ね。

ライブスタート、、、なんにも見えないんすけど、、、、?

予定の19:00を10分少々遅れてスタート。前列からキャー!!という歓声が聞こえました。たぶん米津さんとバンドのメンバーが位置についたのでしょう。でもなんにも見えないの。暗いからよね。

と、思ったらパカーとライトが光輝いて、Flamingoが始まって、米津さんの歌声が聞こえてきたのに、げげげ、、、本当に何も見えない。豆粒でも米粒でもと思ったけど、米粒ほども見えただろうか?頑張ってつま先立ちで、舞台に誰かが立っているのはすこーしだけ見えた、、、でも、それが米津さんなのかギターさんなのかベースさんなのかも分からないくらい。

なにしろ米粒程度でも見えればいい方で、人の頭に阻まれて、米津さんとバンドさんがいるであろう位置は、人の頭の隙間をつま先立ちしてやっと見える程度。普通に立っている状態では舞台さえも全く見えないんだよ。舞台の真ん中の高さより低いところは全く何も見えないのよ。

そう、舞台そのものが全く見えない!!

そ、れ、にですね、舞台上にはモニタースクリーンもあるのに、演出のキレイな色彩とか画像とかが映し出されて、ジャニさんのライブみたいに米津さん他舞台の映像が全く映らないのよ。ちょっと、少しでも米津さん映してよね、お願いしますよ。

あまりの動揺にFlamingoのあーあーあーあーはいを聞き逃してしまったわ。ちきしょーめ。

2曲目のLoserで舞台がせり上がったときに、米津さんがそこにいるのは見えた。歌終わりのヒャッハハハも聞いた。感動。でもせり上がったのはこの時のみで、その後はまた全く見えない、しょぼん。

最初の3曲までは、どうにかつま先立ちで例え米粒サイズでもなんとか米津さんの姿を見ようと頑張って人の頭をよけてよけてしていて、全然集中できなかったわ。何を歌ってくれたのか記憶がないくらい、もったいない!

そしたら、4曲目でやっと舞台左右のスクリーンに米津さんの姿が映りました。私がいた後方エリアからウォーとどよめきました。なんといういい男や。今日の御尊顔が拝めて幸せや、、、。

それからも舞台上のモニターには米津さんが映ったり映らなかったりしていたけど(というかほとんどこの時点では映っていなかったような気もする)、なにしろかなり後ろにいたから距離的にも高さ的にもそのモニターさえもとても見えにくい。

頭上にモニターが?

7曲目私のいちばん好きな歌「春雷」が始まってすぐに何気に頭上を見上げますとね、私の真上にも大きなモニターがあったんですよ。7曲目まで全然気づかなかったんだけど。

で、少し後ろに下がってみましたらね、そこには巨大な米津さんの全身がうつされていたのですよ。なに、これ、すごい!全然見えない後ろのブロックの人のために、こんな素敵な巨大モニターがあったのね。もう大興奮!!!そのモニターは左右に一枚ずつあって姿見みたいな縦長な形なので、米津さんが映るとそれでもういっぱいで他のメンバーやダンサーや舞台演出などはほぼ見えないの。でも、いいの、いいの、あなたさえ見えればそれでOK。

舞台の生米津は全く見えなくて、何色の服を着ているのかさえも分からなかったけど、こうやって大きなモニターで全身見られてなんという幸せ!ファイナルの米津さんは、黒地にハデハデな柄のロンTをお召しでした。袖が手の甲まですっぽり隠れるほど長めの萌え袖ですよ。萌え萌えよ。本当にキュートさん。顔が小さくて手足も長くてスタイル良すぎ、かっこよすぎじゃん。

舞台演出の映像のみやダンサーのみが映るようなときもあったけど、米津さんが映っていることが多くてもう大満足。ふんわり踊りながら回転したときに腹チラも見えたし、ギターを弾くときに袖口をまくり上げた右手の白い手首も長いキレイな指もしっかり堪能。よかった、こんなにしっかり米津さん見れた。もう感動しかないわ。むしろこのモニターが見られる後ろのブロックでよかったわ。もう少し前だったらこのモニターも見えないし、目の悪い私は舞台上のモニターも見にくいもの。あ、もちろん生米津を見られるくらい前方だったら文句なしですけど。

ちなみに食い入るようにモニターの米津さんの御尊顔を眺めていたけれど、一度も右目は見えなかった、、、それどころか左目さえもほぼ見えなかった。両目とも完全に長い前髪で前が見えねえだったわ。

歌はもちろんよかった

最初の頃は舞台も何も見えないような状態でかなり動揺したけど、このモニターで米津さんを見られることに気づいてからは、歌とモニターの米津さんにどっぷり。歌っている姿を見るたのは、紅白とLemonのライブDVDのみだったから、もう生歌聞けて大感動。そりゃあたまには音外したり、高音がかすれちゃったりすることもあったけど、声はよく出ていたし、上手だったよ。米ちゃん、サイコーだぜ。何がいちばんよかったかと聞かれても答えられないわ。すごく素晴らしい歌声だったのに、まるで夢のことのようで記憶がぼやけるんだよね。全部よかったとしか言いようがないな。強いてあげるならベタだけど、やっぱりLemonは特によかったな。紅白で見たときよりももっと上手だったしのびやかに歌ってたと思うよ。Lemonの香りが漂うという演出も、ちゃんと後方の私達のところまで届いたよ、うれしい。

DVDが発売されるのを切望だわ。

語ってくれたこと

曲の間に、元気ですか?とか短い言葉が少しずつ入るくらいであんまりしゃべらない人なんだなと思ってたら、あとの方、Lemonの前?かな、かなり長い語りタイムがありました。大興奮の坩堝(るつぼ)にいたので聞き間違いや思い違いがあるかもしれないのはご容赦ね。かなり意訳だし。

  • こんなにたくさんの人が集まってくれたことが本当にありがたいこと。でもこれを当たり前のことと思わないようにしたい。
  • ここに来ているみんなには、それぞれの人生の膨大な情報?があるのに、その中で何かしら共通点があってここに集まることが出来たことがとても美しい
  • Lemonがドラマの主題歌になり、おじいちゃんおばあちゃんから小さな子供にまで届くようになったけど、それがまるでどこか他人事のように思える。不謹慎な言い方になるけど、まるで山火事を見ているような、、、山火事を前にバケツ一杯の水を持って呆然としているような気分
  • 自分が船だとすると誰ひとりとして船から落としたくない。こう言うと無理なことだとか傲慢だとか思われるかもしれないけど、普遍的なもの、ポップなものをこれからも作り続けて行きたい
  • 昔からのファンで離れていってしまう人もいる。そういう人がいることがとても悲しいし怒りを感じることもある。でも、1年後2年後、あるいは10年先でも、またリンクすることがあればと思っている
  • 何度も、ありがたい と 美しい を連発。

というようなことを10分以上、言葉を選びながら、ところどころ詰まりながらも、彼自身の言葉で、気持ちを語ってくれました。ああ、もっといっぱいしゃべってくれたのに思い出せないのが悔しいわ。彼がしゃべっているところを見たのは紅白でのほんのちょっぴり(挨拶程度だったね)と、少し前にZIPやめざましテレビの取材に答えたのくらいしかなかったから、彼の語りを長く見られたことは感動。youtubeの公式ラジオもおんなじのをいつも聞いていたけど、顔を見ながら彼の美しい低音ボイスを聞けるなんて、、、はぁ、もうため息しか出ない。

特に感動したのは、誰も落としたくない、ファンを辞めた人にもまた戻ってきてほしいとまで思っていることかな。私は米津さんは、「俺は自分の好きな音楽を極めるから、それが好きなら勝手について来ていいよ」的なクール系な男かと思っていたんだよね。誰も去らないでねって、さみしがり屋さんかよ、なんか可愛いね。アーティストさんなら誰だってファンに去られたくないのは当然だけど、そういう気持ちを素直に言葉にしてくれたことが本当に嬉しかったな。誰も取りこぼさないような素晴らしい音楽をこれからも作っていくという宣言なんでしょうね。これからまたどんなものを見せてくれるのか楽しみ。期待してるよ。

その他

  • 銀テープが飛んだけど、L3ブロックには全くかすりもしなかったわ。同じ後方エリアでもR3?の方はかなり取れたみたい。取れた人よかったね。
  • Amenのダンスはちょっと怖かった
  • 鼓笛隊がたくさん出てきて、面白くてよかった。
  • orionの星空がよかった。流れ星にはもちろんまたここに来られますようにと願ったよ。
  • アリスのときに後ろに流れた中国語のライブロゴがかっこよかった。上海と台北公演もいいものになりますように。
  • アンコール最後の曲「灰色と青」の前奏が始まったとき、私の隣の男性がかなり大きい声で「おお!」と叫んだので、えっ菅田くんが歌いに来てる?ってなって周囲の人みんなが舞台に大注目して背伸びしたり飛び跳ねたりしたけど、菅田くんはいませんでした。隣の男性はただ灰色と青が始まったから嬉しかったので叫んじゃったのね。でも菅田くん、ライブ観覧には来てたそうね、ラジオで言ってたって。歌ってくれたらよかったのにね。
  • 前方の他のブロックのことは分からないけど、私がいた後方のブロックの区画内の前方にはみっしり人が4列くらいいたけど、区画の半分以上はガラガラの状態でした。今まで行ったことのあるスタンディングのライブだとぎっしりぎゅうぎゅうに人が入っていて前方の柵前に立っていたりしたら押されて鉄柵で肋骨折れそうなくらいだったけど、今回はラジオ体操余裕で出来そうなほどスペースに余裕がありました。大きなハコだとこんなもんなんかな?詰めればまだかなりいけそうだったけど。
  • 舞台の中段くらいのダンサーさんは余裕で見えたので、米津さんも全部でなくてもたまにはそれくらいの高さで歌ってくれたら、例え米粒サイズでも生米津がもっと拝めたのになという愚痴。平地の会場だから、後ろだと全然見えないのね。今まで、こんなに見えなかったライブはなかったから本当に動揺しました。私の知識不足でした。
  • でも、いい位置に後方モニターがあったから、歌う、ギターを弾く、踊る、笑う、語るたくさんの米津さんを見られました。本当にカッコよかった。あんなにいい男を見たのは生まれて初めてや。
  • 会場の声援に応えて「俺も愛してるよ」。おばちゃんのハートもズッキュン。そのあとのハニカミ笑顔に更にズッキュン。
  • 双眼鏡の準備が必要だな。これからの課題。安くていいのを見つけよう。
  • 全然関係ないけど、ドームのジャニさんのコンサートは、宙吊りやら超高い台に乗せられたり、台車で会場をぐるりと回ったり、花道走り回ったりと落ち着かんなぁと思ってたけど、そうやって来た人全員に顔を見せようとしていたのね。一目でいいから生でご尊顔を拝見したいものですが、米津さんを宙吊りにするわけにはいかんしなぁ。

ぼっちでも年食ってても怯まずGO!

いい歌聞かせてもらえて、いい男っぷりを見せてもらえて、寿命が延びたというか、吸い込む空気さえも美味しく感じられるような清々しい気持ちになれました。ライブで大興奮だったのに、それとは逆なんだけどすごく心が安らぐような幸せを感じたね。本当に素晴らしい満ち足りた体験でした。

このツアーが始まってからずっとツイッターとか某掲示板などで米津情報を追っていたんだけど、チケット取れたけど、スタンディングのライブに一人で行くのは辛いからトレードに出すとか言っている子がいて、びっくりしたよん。それに対する意見も意外と同調的でそれにもびっくり。いいじゃん、一人でも。ぼっちなところをヒトに見られるのが辛いのかな?私は友達が少ないから、これまでもこれからもライブも旅行も一人ばっかりだけど、かえって気が楽なこともあるし、楽しいものは一人でもグループでもどっちだって楽しいよ。

年食ってるから、浮いちゃうよね?という心配してる人もいた。ま、少しは私も思ったけど、。でも、みんな米津玄師に夢中で誰も隣がぼっちだとかBBAだとか気にしちゃいないよね。他人に迷惑をかけるようなことさえしなければ、自分のお金で買ったチケットなんだから、堂々と来ればいいじゃん。怯まずに勇気出して行ってみるといいよ。一回行っちゃえばきっと平気になりますよ。来ないなんてもったいな過ぎだよ。

フラワーアンブレラ

米津玄師さま、素晴らしいライブをありがとうございました。またいつかお会いできますように。

ライブの写真やセットリストなどはこちらこちらから。

Web上の写真付きライブレポを見ていたら、舞台の形や演出こんなんだったんだ!と衝撃。全く見えなかったけど、三角形の花道なんてあったんだ、、ふ~ん、、、、

ライブDVD、出たらいいな。絶対買う。

東京滞在は以下のバスとホテルを利用しました。よかったら見てね。

JR東海バス

ユニゾイン八丁堀

みむろ(了)