2018年12月に、唐突に思い立ち、スペイン・マドリードを旅して来ました。ほんの3泊6日(なんと機内泊2回!)の短い旅でしたが、念願のプラド美術館でラス・メニーナスを、ソフィア王妃芸術センターでピカソのゲルニカを鑑賞し、古都トレドの荘厳で美しい大聖堂を見学し、ジュースみたいなサングリアを楽しんだりと、一人旅ながら、マドリードの街歩きを満喫出来ました。いろいろな幸運が重なった素晴らしい旅でした。珍しいところへ行ったとか食べたとか、難しい電車を乗りこなしたなどというどなたかの参考になるような体験は一切しておりませんが、もしよろしければお付き合い下さいませ。
そうだ、ラス・メニーナスを観にマドリードへ行こう!
憧れのプラド美術館に行くよ~
2018年の7月には、初めて海外一人旅で香港ディズニーランドに出かけました。たった3日間の旅でしたが、香港ディズニーランドを存分に楽しむことが出来てうれしかったです。
それから、せっかく香港のe道も取得したし、キャセイパシフィック航空のマルコポーロ会員(マイレージ会員)にもなったし、楽天プレミアムカードのプライオリティパスでラウンジにも入れるようになったし、、、と、なんとか香港を経由した旅に出られたらなぁと妄想する日々。
香港経由で行きたいところはたくさんありましたが、自分も老親たちも健康で心配がないうちに、思い切ってスペインだ!ラス・メニーナス(マドリード・プラド美術館の代表的な絵画)を見たい、サグラダファミリア(バルセロナの壮大な教会)を見たい、、、でも、マドリードとバルセロナを両方行くには、日数がかなり必要かな。OK、今回は、マドリードで絵画鑑賞にまみれることにしよう!憧れ続けていた行きたい場所№1のプラド美術館でラス・メニーナスを見るのだ!今回の旅に成功したら、次はバルセロナでサグラダファミリアに行くことにしよう!
プラド美術館に行くことは、私の数十年来の夢でした。きっかけは、20年ほど前に図書館で借りた往年の名作マンガ「ベルサイユのばら/池田理代子著」でマリー・アントワネットにハマり、彼女の実家であるオーストリア・ハプスブルグ家をそしてそこからスペイン・ハプスブルグ家を知り、スペイン王家の絵画がたくさんあるプラド美術館の存在を知りずっと憧れていました。
中でも、「怖い絵/中野京子著」シリーズで紹介されているベラスケスによるラス・メニーナスなる絵画を観たときから、私はこの絵の主人公のマルガリータ王女に心をズッキューンと撃ち抜かれてしましました。
なんて、かわいい女の子なんでしょう。
私は芸術にはとんと疎く、自分で描くことはもちろんできませんし、鑑賞もモナリザで有名なルーブルでも行ってみるかくらいのミーハーな気持ちでしか美術館を訪れたことはありません。しかし、スペイン・ハプスブルグ王家の歴史、ベラスケスの生涯やらかわいいマルガリータ王女のその後の運命などを知るにつけ、さらにこの絵画のマルガリータ王女に会いたいという思いがずっとずっと心の中で燃え続けていました。
決めた!マルガリータちゃんに会いに行こう。
出発まで1週間しかないけど
キャセイパシフィック航空でチケット入手。香港ではトランジット時間にディズニーランドも行くよ
ついでに香港ディズニーランドも寄るよ
早速、キャセイ航空のHPでチケットを検索。行くと決めたからには、決心が鈍らないうちになるべく早く出来れば1週間以内に出発したい!うまい具合に1週間後のチケットが最安料金の8万円台の価格で購入出来た。キャセイ航空は香港を経由するのだが、名古屋から香港へ行く便を朝のフライトにすれば、マドリード行きは夜半に香港を出発すればよいので、香港では11時間も滞在が出来る。ついでに香港ディズニーランドにも行ってしまおう!なんと、幸運なことに親しい友人ご夫妻がちょうど香港ディズニーランドに滞在中で、是非一緒に過ごしましょうと言って下さった。
カタロニア・プラザ・マヨール・ホテル予約
ホテルは、なんとなく美術館巡りに便利そうなアトーチャ駅付近で探すが、料金的に折り合いがつかず、ソル周辺のこのホテルで決める。いや、こちらの方が旧市街のど真ん中でどこに行くにも徒歩のみでOKでよかったわ。詳細は後ほど。マドリードは格安ホステルから超高級ホテルまでよりどりみどりだね。
現地ツアーみゅうで市内観光とトレド観光を予約
トレドはツアーで行くことにして大正解!
いちばんの目的であるプラド美術館を詳しく解説してもらいたかったので、現地オプショナルツアー会社のみゅうさんで半日市内観光(プラド美術館入場付き)と、この際なので古都トレド半日ツアーを申し込む。トレドはマドリードからそれほど遠くないから、バスや電車で自力で行けそうな気もしたけれど、まるで迷路のような街並みらしい。方向音痴の私が泣きを見るのが目に見えていたので現地ツアーをお願いした(結果的には大正解。私にはトレド自力ツアーは1000%無理!)。ツアー代金は合せて約14,000円ほど。
AIS プリペイドSIMカード データ通信 15日 4G/3G
スマホ用の海外SIMカードは、いつでもどこへでも出掛けられるように、あらかじめ購入してあったから助かったわ。アジア(日本含む)、ヨーロッパ、アメリカとほぼどこの国でも使えるSIMカードだったので、一枚で日本、経由地の香港、そしてスペインと各国で入れ替えの必要もなく使い勝手もよかったです。この商品はデータSIMですから音声通話は使用できません。普段から頻繁に電話を利用している人は無理ですが、私のように電話はほとんど使わないのであれば、開通後15日間利用可能なので日数内であれば日本で早めにSIMの入れ替えをしておいてもいいですよ。少々お値段はお高めだけど、周遊旅行される方にはお薦めです。使用可能期間は15日間、通信容量は4GBです。出発前の日本で2日、香港で1日、マドリードで4日くらいLINE(写真の送受信含む)、グーグルマップを頻繁に使いましたが、ホテル滞在中はWifi利用なので、結局300MBくらいしか使いませんでした。
私は日数がまだ残っていたので、帰国後は以前使用していた古いフリーSIMのスマホに入れ替えて使用しましたが、問題なく使えました。
70か国くらいで使用可ですが使用出来ない国もあるので、確認してね。
1週間しかないから
出発まで1週間しかないから、一切の準備はナシ。今さら地下鉄の路線図もいろいろなお買い物やレストラン情報も私には覚えきれないし、一切考えないことにしました。マドリードは、ほぼどこでも歩いて行けるコンパクトな街と聞いているし、スペインの首都、つまり大都会であるから、食べることや買い物で、そうそう困ったことにはならないはず。ガイドブック(地球の歩き方・マドリード)だけは一応持ちました。とりあえず、プラド美術館に行ければそれで私の夢が叶うわけだから、それ以外はあまり深く考えずに、ノープランで行こう。
と、かなりのんびり大らかみたいですが、、実は初めてのマドリードにかなり私はビビッており、いろいろ考えると不安で頭が爆発しそうになるので、ノープランで行くしかなかったというのが本当のところです。かなりのチキンおばさんですね。
マドリードと近郊の旅ならこのガイドブックが一択です。スペイン全体のガイドブックはバルセロナがメインで、マドリード部分は少ないんですよね。このガイドブックはマドリードと周辺のみの情報が満載なのに薄くて持ち歩きにも便利です。