エジプトにミイラでも見に行きたいなぁと思っていたところ、なんと東京上野の国立科学博物館に世界中から43体ものミイラが大集結するんですって。これは見に行かないと、、、20年ほど前幼い娘たちと大英博物館でミイラを見たことがありますがそれ以来だわ。楽しみ!
前ページでウィーン美術史美術館へ青いドレスのマルガリータを見に行きたいなと思っていたら東京上野にやって来たと書いたばかりですが、今年は遠くの見たいものがこちらにやって来てくれる、それも隣同士の会場で開催されるとは私にとって本当に運が良かったな。
11月半ば過ぎの平日(金曜日)の午前中に訪問しました。
特別展「ミイラ」概要
展覧会名
特別展「ミイラ」永遠の命を求めて
会期
2019年11月2日(土)〜2020年2月24日(月・休)
会場
国立科学博物館(東京・上野公園)
開館時間
午前9時〜午後5時(金曜・土曜は午後8時まで) 11月3日(日・祝)午後8時まで 11月4日(月・休)午後6時まで ※入場は各閉館時刻の30分前まで
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日) および12月28日(土)〜1月1日(水・祝) ただし2月17日(月)は開館 ※開館時間や休館日等は変更になる場合があります。
チケット
◆当日券 一般・大学生 1,700円 小・中・高校生 600円
◆各種割引
小・中・高校生グループ券( 小・中・高校生 2名様以上同時入場限定)1人につき500円(税込)
平日アフター3券 (平日午後3時以降の販売かつ当日入場限定)1,500円(一般・大学生) 500円(小・中・高校生)
相互割引(ハプスブルク展・ゴッホ展半券提示)一般・大学生1,600円、小・中・高校生550円
◆Web購入が便利です
チケットに関して詳しくはこちら
音声ガイド
俳優の大沢たかおさんが解説されています。
貸出料金 一般・大学生 600円(税込) 高校生以下 550円(税込)
コインロッカー
100円玉返却式のコインロッカーが入場口の外にずらりと並んでいます。無料だし美術館・博物館は身軽な方がゆっくり鑑賞出来るので貴重品以外は預けることをお勧めします。
公式サイト
https://www.tbs.co.jp/miira2019/
混雑度
訪問日時は11月半ば過ぎの金曜日の11時台。
ハプスブルク展を見終えてから11時過ぎ頃に国立科学博物館に到着しました。チケット売り場は2組待ちくらい、入場の待ち時間はゼロでした。
会場内はびっくりするくらい混雑していました。平日だし、ミイラ展の前に訪れた隣のハプスブルク展は全く混雑がなかったので、こちらもそんなものかと思って油断していました。
小さなお子様から年配の方々まであらゆる年齢層のお客さんでいっぱいで、ミイラの近くまでたどり着くのも大変でした。みなさん、ミイラ好きなのね。私もよ、もちろん。
人ごみをかき分けてあちらこちら見学して所要時間はだいたい1時間くらい。映像やボードをしっかり見たりするならばもう1時間は余分にかかるかな。
内容
すごーくたくさんの自然物・人工物のミイラ本体(本物&レプリカ)・副葬品・棺などの展示はもちろん、各部屋でミイラの作り方やミイラを作った理由などなどのパネル展示と映像上映(ナショナルジオグラフィックが主かな)がとても分かりやすくて良さそうでした。でも人垣がすごくてなかなか近くで見られなくて、通り過ぎちゃったところも多数。もったいなかったな。子どものミイラも多くてちょっと胸が痛い。
ミイラと言えばエジプトが有名というか、エジプト以外あまりイメージはないのだけれど、世界中にミイラはあるのね。即身仏として日本にもあることを忘れていました。しかし、自分の意思で生きたままミイラになるだなんてなんという強固な意志でしょう。
写真にはありませんが、私が最もギョッとしたのがエジプトの男性のミイラのあの部分がぴょこんと残っているのを見たことです。どうしてこんな風に残っているのかしら?と興味津々で説明文を読みますと、なんのことはないリネン(麻繊維)の作り物を取り付けたんですって。本物でなくてよかったです。
特別展ミイラ会場は写真撮影は禁止です。以下の写真は無料冊子の撮影とナショナルジオグラフィックからお借りしたものです。
南米ペルーのミイラ包。中は子どもだったり女性だったりいろいろ。屈曲した姿勢(体育座り)で収められています。中の様子のイラスト展示もあり。(無料冊子の写真を撮影)
エジプトのペンジュの棺。
この種の棺の中では最も美しく保存状態のよいものだそうです。胸元下側の絵は「死者の審判」。無料冊子の写真を撮影。
エジプトのネコのミイラ。
口と耳はリネンで作られています。この他ハヤブサ・トキなどの動物ミイラも展示されていました(無料冊子の写真を撮影)
オランダで発見された2体の湿地遺体。
大きい方が男性、小さい方が女性と推定されていましたが、どちらも男性であることが判明。なぜ一緒に埋葬されたのか、二人がどのような関係だったのかは不明(無料冊子の写真を撮影)
日本の木草学者のミイラ。
学問的な探究心で自らミイラになった唯一の日本人のミイラ。亡くなる直前に柿の種を食べていたことがCTスキャンの調査でわかったんだって。 探究心で自らすすんでミイラに、、、って怖すぎる!(ナショナルジオグラフィックから写真をお借りしました)
福島県浅川町貫秀寺に安置されています。(ナショナルジオグラフィックの写真をお借りました)
フォトスポット
会場内は写真撮影が禁止ですが、フォトスポットが2か所ありました
自分の顔がミイラマスクになる
面白そうでしたが機械はひとつのみで長蛇の列でした。
ミイラの棺に入って記念撮影
通路にぽんと置いてあるので人目が気になるわね。お子様のみ撮影されていました。
無料配布物
館内で貰ったパンフレットと展示物一覧リスト。見どころがきれいな写真付きで掲載されています。
前ページ(ハプスブルク展)でも書きましたが、ランチをした「肉の大山」さんのレジ横に置いてあった無料冊子「うえの11月号」。ミイラ展のカラー写真と国立科学博物館の篠田謙一氏の寄稿が素晴らしい。
ショップ
ミニオンとミイラ展のコラボ商品があると聞いていたので楽しみにしていましたが、それほど種類がなかったみたい。ミニオンコラボ商品はB6サイズの小さ目ファイルのみ購入。
エジプトや南米辺りの民族工芸品はいろいろありました。パピルスにエジプト文字とクレオパトラみたいなイラストが描いてあるようなブックマークが200円くらいでありましたが、私はエジプトっぽいネコさんのブックマーク(プラ製)を購入。
左上ミイラ展入場券 右上エジプト猫のブックマーク(220円) 左下ミニオンクリアファイルおもて(330円エジプト人なりきりミニオン) 右下ミニオンクリアファイルうら(エジプト壁画風ミニオン)
身勝手な感想など
平日なのに思った以上の混雑であまりゆっくり見られませんでした。音声ガイドは迷った末パスしましたが、レンタルしても展示のいちばん前まで行ってゆっくり鑑賞するのが難しそうだったので結果借りなくてよかったかな。
ゆっくり見られたとしても、会場内は薄暗いしミイラばっかり(当たり前だ)であまり気持ちが上がらない感じ。ミイラを見たくてわざわざ行ったのだから身勝手な感想だけど、やっぱりミイラは死んだ人たちなので面白い!とか大興奮!とかいうモードにはなれず、なんというか明るい気持ちになれなかったというのが正直なところです。見慣れたエジプトのミイラ以外の世界各国のミイラさん達はどちらかというと死体感?ドクロ感、骸骨感が強かったのもちょっと辛かった。
説明書きパネルや映像をゆっくり見られなかったせいもありますが学術的芸術的というよりは恐いもの見たさの見世物小屋感が強かったかな。とりあえず当分ミイラはお腹いっぱい、、、。
何千年も前にお亡くなりになられたミイラの皆様、たくさん見せていただいてありがとうございました。成仏してくださいね。
常設展も素晴らしい
特別展ミイラのチケットで常設展の地球館・日本館も鑑賞出来ます。私はお昼を過ぎてお腹が空いてしまったから恐竜の骨だけを見てきましたが迫力満点見どころたっぷりでした。またゆっくり訪れたいです。
常設展の地球館B1Fの恐竜の部屋。迫力満点!
この時期、上野だけでハプスブルク展・ミイラ展・ゴッホ展をやっていました。上野すごい!
ハプスブルク展もよかったら見てね
遠い昔(20年くらい前)子どもたちと大英博物館でもミイラを見ました。よかったらこちらもどうぞ。
(了)