おばたび~obasanだって旅したい

香港・スペイン・大塚国際美術館・伊勢など楽しい旅の思い出を語ります。

2018年12月マドリード(+少しだけ香港ディズニーランド)6日間の旅⑤ 香港からスペイン・マドリードへ

早すぎて搭乗ゲートが確認できず

香港国際空港のクリスマス飾り

香港ディズニーランドから香港国際空港に戻ってきたのが、出発の4時間以上も前の20:00頃でした。搭乗ゲートの案内はまだ時間が早すぎてモニターにも出ておらず、キャセイ航空のスタッフさんに直接尋ねるも、「たぶん23:00頃にならないと分からないと思います。」とのお返事。マドリード行きの搭乗券は名古屋で既に受け取っているので、スタッフさんにターミナル1からの出発であることだけは確認して、セキュリティを抜けて出国しました。e道はこちらという表示がありましたから、パスポートと人差し指をスキャンしてすいすいと進みました。今は一般の乗客でも出国時には顔認証の自動ゲートなので簡単みたいですね。

プレミアムラウンジでひたすらのんびり

出国手続きを済ませてからは、ひたすらゲート1近くのプレミアムラウンジでのんびりさせていただきました。時間帯のせいかそれほどの混雑はありませんでした。前回来た時とほとんど同じメニューでしたが、いろいろつまんだりコーヒーを飲んだりして楽しかったです。無料wi-fiもしっかりつながるし、充電用コンセント(さまざまな形の差込口に対応)もあるので、スマホで家族へ写真を送ったり、写真を整理したりして、ゆったりのんびり過ごしました。ただ、23:00に近づいたあたりから猛烈に眠気がやってきてしまい、ここで落ちてマドリード行きの便に乗り遅れたらと思うと気が気でなくて、どこかわからないけど搭乗ゲートに向かうことにしました。

友人ご夫妻とディズニーランド晩ごはんを食べたのに、ラウンジでまたいろいろつついてしまいました。

60ゲート付近のディズニーストアは23時閉店

なんとなく40から60ゲートあたりだろうと予想してモノレール?電車?に乗って移動しました。ゲート60付近のディズニーストアがあったのでちょっとだけ見ようかなと思ったとたんに、ガラガラとシャッターが下りてきました。どうやら23:00に閉店のようですね。外から見た感じ前回の旅では空港での取り扱いのなかった香港限定キャラのクッキーちゃんグッズもたくさん売っていました。空港でもクッキーちゃんは解禁になったのですね。

空港のディズニーストアでもクッキーちゃんが買えるようになったのね。

搭乗ゲート確認後、ゲート真ん前で待機

モニターを見ると、搭乗ゲートが発表されていました(何番だったかは忘れましたがディズニーストア近辺でした)ので、ゲートのカウンターの真ん前に座りました。ここにいれば寝落ちしても恐らく一声くらいはかけてもらえることを期待して。

結局寝落ちすることもなく、時間が来て搭乗しました。マルコポーロ会員の優先搭乗はやはり便利でありがたい。

いよいよ搭乗。マドリードへ14時間超の旅!

三列ぶち抜きシートGetでよく眠れました

座席は、3-3-3 という配置で、私は真ん中三列の左端でしたが、私の隣の二席は空きでした、ラッキー!!三列独占?30年前、貧乏旅行者の間で切望されていたエコノミーファースト席(笑)エコノミーでありながら、肘掛を全部上げればファーストクラスのようにぺったり横になって寝られることからこの席をゲットすることは私達の間では憧れだったのです。

もしかしたら、他の満席のところから座席を代って来られる人もあるかと思って、しばらくはいちばん右端の席は使いませんでしたが、数時間経っても誰も来ないようでしたので、ありがたく三席を使わせていただいて、たまにごろんと横になったりしましたが、シートベルトをしないといけない時間が長かったので、ずっと横になっている訳にもいかなかったかな。それでもゆったりした座席のおかげで飛行時間14時間以上かかるうちの半分近く眠っていました。深夜出発便はよく眠れるので好きです。

機内食は深夜1:00頃に配られましたが、とにかく眠くて機内食どころではなくひたすら眠りました。たまに飲み物が配られていたようですし、注文すればカップヌードルやスナックを持ってきてくれるみたいでしたが、夜中ですから全てパスです。

結局14時間のうちの12時間くらいは機内の照明は真っ暗なままでした。たまにカップヌードルの注文があったにしても、このフライトのCAさん達の労働はかなり楽でないかしらね。朝食はスフレオムレツ&ソーセージのプレートをいただきました。可もなく不可もなくでした。

スフレオムレツのプレート。スフレと言うだけあってふわふわ溶ける感じでした。味は可もなく不可もなく。

少しだけシンデレラ実写版を観ました。この映画の継母役のケイト・ブランシェットの美しく上品な底意地の悪さがとても好きです。

なんだかんだでマドリードに到着です。本当に14時間も乗ってたかしらと思うほど、あっという間の出来事でした。幸いなことです。

入国カードは必要なし

ひとつだけ気がかりだったのは、普通ならば機内で配られて記入する入国カードをもらっていなかったこと。寝ているうちに配られたかしら?それとも不要なの?CAさんに、私は入国カードが必要ですかと尋ねたら、「We don't have」と答えられました。私はこれを私達はスペイン(シェンゲン圏)の入国カードを持っていない(用意はない)と言ったのだと思ってしまいましたが、あとから思うと「We don't have to.」私たちは必要ないとおっしゃったのかしら?バカだから分かりません。

むやみに上の棚を開けての悲劇

あ、それから、もうひとつマヌケな私がとても困った出来事がありました。みんなが静かに寝静まっている真夜中に頭上の荷物棚の手荷物から出したいものがありましたので、荷物棚を開けました。するとですね、私の荷物棚にたぶん遠くの席の乗客の方の荷物、それもびっくりするほど重いスーツケースが二つも入れられていたのですよ。恐らく自分の座席頭上の荷物棚はいっぱいで、余裕のあった私の頭上の荷物棚に入れたのでしょうね、これはよくあることです。しかし、この荷物棚の仕様がですね、開けた蓋のところにするっところっと荷物が落ちて止まるようになっているのです。わかるかしら?荷物棚は少し斜めになっていて、開けたら蓋に自然に荷物が滑り降りるようになっていて、取り出しやすくなっているのですよ。私は自分の荷物を取り出して、蓋を閉めようとしましたが、重すぎるふたつのスーツケースが蓋に乗っかっているので、あまりの重量にどうやっても閉まらないのです。最初は背伸びして蓋を押そうとしましたが、どうやっても無理で、靴を脱いで座席に立ち上がって、押すのですが全然無理で、まるで重量上げの選手のように両腕でしかも、高さが座席に立つとちょっと蓋の位置が低かったのでまるでイナバウワーのような後ろに反ったような姿勢の重量上げ選手になりきって、頑張って押し上げまして、なんとか閉めることに成功しました。誰かガタイのよい男性に助けてもらいたかったのですが、周囲は全員ぐっすり眠っておられましたから、起こすことも出来なくて往生こいたわ(と名古屋育ちの私の夫なら言うわね)。今、思えばこんなときこそ、CAさんに助けていただいたらよかったですね。このあと、腰がキーンと痺れたように感じぎっくり腰にでもなってたらどうしようかしら?と思いましたが、全然なんともなかったのでよかったです。これからは、むやみに上の棚を開けるようなことはしないことに決めました。

飛行機を降りて、スマホ機内モードを解除すると、すぐにスペインのVodafoneLTEを掴んでくれました。本当に優秀なSIMカードでよかったわ。スマホさえ使えればなんとかなるものね。30年ちかく前、スマホどころかインターネットさえもない時代に幼子を連れていろんな国を歩き回ったあの頃は不便だと思ったこともなかったけど、もうあの時代にはとても戻れません。

日本語達者な入国スタッフさん、ナイス!

途中の通路で、EU加盟国・非加盟国で分かれるところがあって、非加盟国の列に並びました。それほど長い待ち時間はナシ。私はまだこのとき、どこかで入国カードを記入するんだろうな、どこでもらうんだろうなと思っていましたが、すぐに私の順番が来ました。パスポートしか出すものがないので、パスポートを差し出すと、係員の男性(かなりのイケメン!)が、「○○(私の名前)、コンニチハ!ヨウコソ、マドリードへ!」と満面の笑みで上手な日本語で話しかけてくれました。「カンコウデスカ、タノシンデネ!」と言いながら、ポンポンとハンコを押してくれて「サヨナラ!アリガト!」で終了でした。ちょっと、なに、スペイン入国、こんなに簡単でいいの?入国カードも税関カードも何もなしでOK?スタッフの日本語も素晴らしかったわ。笑顔も素晴らしかったわ。スペイン素晴らし過ぎ!一気に肩の力が抜けたわ。スペインの印象、急上昇!!!

タクシーでホテルにGO!

さて、ホテルまではどうやって行きましょうか?と、迷うまでもなく、タクシー一択です。家族へのマドリードに無事着いたよのLINEでの連絡に、家族からの返信は、「そんな連絡はいいからすぐにスマホをしまって手荷物に気を付けて黙々と歩きなさい!」との厳しい文言。そうだ、ここはスリや引ったくりが蔓延る(はびこる)マドリードなんですよね。ぼんやりしたおばさんは、入国審査でイケメンのナイスなセニョール係員さんとのやり取りでリラックスしてしまったけど、またちょっと緊張が戻ってきてしまって、とてもバスや電車で市内まで行く選択肢はなくなりました。

早速タクシー乗り場へ。正式なタクシー乗り場に行くまでの短い間にも、白タクなのかどこへ行くの?と二人の男性から声をかけられましたが無視してタクシー乗り場でタクシーに乗りました。マドリード空港からマドリード市内までは一律30ユーロと決まっていますから、安心です。運転手さんは女性でした。ホテルの名前と住所を記したメモを見せて、30ユーロですねと確認してOKと答えられたので、あとは乗っているだけね。空港を出ると、結構な雨が降っていました。今日は一日雨かな。歩いて美術館巡りとかしたかったけど、歩くのにちょっと苦労しそうなほどザーザーと降っていました。

残念ながら結構な雨模様

アトーチャ駅近辺の交差点でかなりの交通渋滞で車は全く動きませんでした。朝8:30頃で、通勤ラッシュの時間帯だったのでしょうか?空港から40分強くらいかかって、ホテルに到着しました。一律料金なので渋滞にいらいらさせられることもなくて安心ですね。スペインのタクシーでは特別なことがない限り、あまりチップを渡す必要もないらしいと聞いていましたが、早ければ20分で到着するというこの区間を倍の時間もかかってしまったので2ユーロだけ余分に渡しましたら、とても喜んで下さいました。

9:00少し前にホテルに到着しました。チェックインには早過ぎですね。荷物だけでも預かってもらって出かけたいけど、雨が結構激しいのよね、やっかいね。

次のページは宿泊したマドリードのナイスなホテル、カタロニアホテルの紹介だよん。この旅行記の目次はこちらです。