おばたび~obasanだって旅したい

香港・スペイン・大塚国際美術館・伊勢など楽しい旅の思い出を語ります。

2018年香港ディズニーランドの旅⑤ 準備編その5 香港のe-道(e-channel)を取得する

e-道(e-channel )とは

香港に行こうと決めてからいろいろなサイトで情報収集をした際に「e-道を持っているので入国が楽だった(ハート)」なる文言に頻回遭遇。e-道とはなんぞや?と調べてみると、これは今後香港を旅の拠点にしていこうかと目論んでいる私にとっては必須アイテムでないかと胸がときめく。

e-道とは、出入国の際の優先レーン(出入国自動ゲート)のことで、うんざりするような長い入国審査の列をスルーすることが出来る夢のようなシステム。機内で記入する面倒な入国カードも不要となる。パスポートと指紋認証で駅の自動改札をくぐるが如く簡単に出入国が出来るというものらしい。

一度、登録申請をすませておけば、パスポートにバーコードのシールが貼付され、パスポートの有効期間に有効。実は私はパスポート有効期間がまだ半年ほど残っていたのだが(香港入国にはパスポート残存期間は1か月でOK、、、と思う。間違いがあるかもしれないから要確認)、このe-道を取得するために、少し早めにパスポートを更新した。これで10年有効のe-道を取っちゃる!

e-道を申請できる人

① 18歳以上であること

② 有効な旅券またはビザを保有していること(日本国籍の場合、観光、商業目的で90日以内はビザ不要)

③ 以下の有効な身分証(カード)を所持していること

◆ HKSAR Travel Pass

APEC Business Travel Card with ‘HKG’ printed on the reverse side

◆該当の航空会社のマイレージプログラム会員カード(ANA, JAL, キャセイなどの上級マイレージプログラム会員カードなど。詳細は各航空会社にお問い合わせを)

④ ③の有効な身分証(カード)をひとつも所持していない場合、過去12か月間に3回香港に入国した人(申請は4回目の入国より可能)。

※ 日本人の場合、おそらく③の3番目のマイレージ上級会員であることか、④の1年間で3回入国したこと(4回目の入国)という条件での申請が一般的かと思われます。

私は、香港は11年ぶりの訪問であったので④には該当しませんが、今後の香港訪問のために、どうしてもe-道が欲しかったので、キャセイ航空のマルコポーロクラブに100米ドルを支払って入会しマルコポーロクラブグリーンカードを入手し、③の条件をクリアしました。会員カードさえあれば、搭乗してきた航空会社はどこでも構いません(例えば全日空搭乗で香港訪問でもキャセイ航空マルコポーロクラブ会員証で申請可能)。

e-道の申請場所と時間

香港国際空港ターミナル1の制限エリア申請オフィス

◆北側到着ホール 制限区域内 入国審査後 10:00~18:00

◆南側到着ホール 制限区域内 入国審査後 07:30~23:00

※ 入国審査を終えたら、人の流れでつい荷物受取エリアに行ってしまう危険大ですので要注意。いったん制限エリアから出てしまうと戻れません。空港での申請は、制限区域内のオフィスで入国時にのみで、出国時には出来ません。また、北側と南側のオフィスはオープン時間が違うので、注意。

拾い読みした情報によると、両オフィス間の行き来は壁(柱?)か何かがあって出来ない(難しい)らしいのでこちらがダメならアチラというわけにはいかないらしい?(あくまでも拾い読み情報。確認していないから真偽不明)。私は17時到着の便だったので、最初からオープン時間の長い南側オフィスを目指しました。

入国前の地点でオフィスの案内表示などはないし、誰も案内はしてくれないので、自らの強固な意志を持って北側か南側を選んで入国審査の列に並びましょう。

e-道オフィスの場所と時間のイメージ(ANAの画像を参考にしました)

Immigration Headquarters e-Channel Enrolment Office(湾仔)

香港空港のe-道申請受付時間外の深夜や早朝到着便利用の方でもe-道を取得する方法があります。香港空港以外に湾仔(ワンチャイ)にも申請できるオフィスがあるとe-道公式HPに記載されています。

湾仔まで出掛けなければならない手間はありますが、朝はまぁまぁ早めにオープンしているようなので、尖沙咀からフェリーに乗って、ぶらぶらしがてら申請に行くのも悪くないかも。

ただし、平日8:45-17:00のみで、土日祝日はクローズですね。湾仔は、30年前初めて香港訪問したときに宿泊した場所で、なんとなくは好きな街なので、10年後の更新はぜひここでしてみたいな。

Immigration Headquarters e-Channel Enrolment Office

7/F, Immigration Tower, 7 Gloucester Road, Wan Chai

Monday to Friday: 8:45 a.m. – 5:00 p.m.

Closed on Saturdays, Sundays and public holidays

香港空港でe-道申請してみたよ

今回の申請で私の前にいた人は二人。そのうちの一人の方の手続きに何やら問題があったのか10分以上時間がかかっていたけれど、もう一人の方と私の手続き時間はたぶん5分以内。

申請の手続きは簡単。私の場合はパスポートとキャセイ航空のマルコポーロクラブのグリーンカードを係員に出して写真撮影と指紋を登録してサインをして終了。かーんたん!

と言いたいところだが、英語が聞き取れないおばちゃんは、少しもたもた。ネットでの経験者の情報によると、上記の通りパスポートとマイレージカード提出、あるいは4回目の入国の人はパスポートのみ提出で、何も聞かれることなく手続き終了と聞いていた。

e-道の申請時には、ファーストタイムかリニューアルだけは、はっきり伝えよう!

私は提出するものだけ提出しポケタンとしていたら、係員が私に何やらしきりに問いかけてくる。何度も何度も尋ねられるが何を言ってるのかさっぱりわからず、広東語で言われてもわからないわよとぽかんとしていたら、係員は大層不機嫌そうに「リニューアル?」というのがやっと聞こえた。

ああ、英語でしたか。すみません。私もポンコツだけどあなたの発音もきっとイマイチと思うよ。彼は、申請がファーストタイム(初めて)かリニューアル(更新)かのファーストタイムをずっと連呼していたらしい。ファーストタイムと答えてやっと手続き開始。超初歩級の中学校英語も聞き取れない私ですまんことです。

e-道の使い方

私は帰りの出国時に一度使っただけ。パスポートの写真ページをかざすとひとつめのゲートが開き、指紋をかざすともうひとつのゲートが開いて、出国手続き終了。所要時間数秒という感じの早業。入国もこんな感じだったら、簡単で本当にありがたい。早く、入国で使ってみたいな。

拾い読みした情報によると、パスポートに貼付されたシールのバーコード部分をセンサーにかざすとありました。しかしゲートでの写真つき説明書きは、シールのバーコード部分ではなくパスポートの写真部分をかざすという指示でした。ゲートによって使い方が違うのか、システムが変わった?

◆2019年1月追記◆

2018年12月、実際に香港入国でe-道を使用しました。下記をご覧ください。レシートを取らないと扉は開かないよ~。

2018年マドリード(+少しだけ香港ディズニーランド)6日間の旅③ ※英語の不自由なおばちゃんの情報ゆえ、公式サイトでご確認されることを強く強く推奨いたします。間違ってたらゴメンね。

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