聯邦皇宮で朝食
2日目の朝、宿泊には朝食を付けていなかったので、食事に出ることにした。
せっかく香港に来たのだから、香港らしいものを食べようとアウトレットモール内にある聯邦皇宮(Federal Palece)に向かう。朝は7:30に開店。開店前から、地元の人々がかなり待っていた。開店と同時に周りの人々が案内を乞うこともなく、どんどん中に入って行く。それぞれが自由に席についているようなので、私も適当な座席に座っていると、地元の方らしい人に、「ここは私たちの席なの」と言われる(広東語だったようなので想像)。どうやら、地元の人たちには指定席かあるいは予約席があってみんな案内なしにそれぞれ席につく仕様らしい。私のような観光客は一人もいないようだった。
天井が高く広々、窓も大きくて明るくてキレイ。
お店のおばちゃん店員さんに「予約はありません。私はどこに座ったらいいですか?」と英語で尋ねると、彼女はぶっきら棒に席を指差したのでそこに座る。座ってメニューを見ていると、ドーンとお茶とカップをテーブルに置かれた。まだ、お茶注文していないんですけど、、、。
私は鉄観音か水仙(どちらもウーロン茶)がいいですと言ったのに、ぶっきら棒なおばちゃん店員さんがド迫力で「NOOOOO!」と言う(いやむしろ怒鳴るの方が正解)。お茶だってタダでないのだから好きなのを頼ませてもらいたかったけど、おばちゃんの迫力に負けて、持って来られたジャスミン茶をいただく。香港の飲茶屋さんは観光客には勝手にジャスミン茶を出すことが多いとは聞いたことあるけれど、今までどこのお店でも「お茶は何にしますか?」と聞いてくれていたから今はそんな横暴なことないよねと油断していたわ。負けた私が悪いんだけど残念。でも、ここのジャスミン茶、本物のお花が入っていて香りもよくて美味しかったから、許してあげてもよくってよ。
お茶の中で花が咲いています。
注文は紙にチェックしたものを渡すシステムなので、全然困らない。私は点心をいろいろ頼みたかったけど、一人ではとても食べきれないことは分かっていたので、ピータンと豚肉のお粥とエビシューマイのみを注文。春巻きとか食べたかったけど、絶対無理なんだよなぁ。一人で飲茶は圧倒的に不利。
そして運ばれてきたのは、直径20センチ以上はある土鍋に入ったお粥と蒸籠でほかほかの四個入りエビシューマイ。お粥は大きすぎる!一人ではもちろん二人でも余りそうな量。ピータンと豚肉がごろごろ入っていて超美味!エビシューマイは、ぷりぷりの海老がはいっていて皮はツルンとしていてこちらも超美味。でも4個もいらなかった。一つでいいから春巻き食べたかったな。シューマイにつけるお醤油が欲しかったので、ソイソース頂戴と言ったんだけど、全然通じなくて、もちろん醤油でも通じなくて、シューマイを指してソースソースと連呼していたら、やっとぶっきら棒おばちゃんがわかってくれて、小皿にちょっと甘めのお醤油みたいなソースを持ってきてくれた。ここのおばちゃん店員さんは、英語はほとんど通じないし、ぶっきら棒にも程があるというほど愛想がない。まぁ、中国、韓国のおばちゃん店員さんはそういう人が多くて普通だけどね。
お粥の土鍋大きすぎ!飲茶は一人では完全に負け試合😢
せっかくだから写真を撮ってもらおうと、めげずにぶっきら棒おばちゃんにスマホを差し出して頼むと、不機嫌そうに写真を撮ってくれてプイッと顔を背けてスマホを私に返してくれる。本当に愛想のないおばちゃん達だわ。でも、写真は角度を変えてなんと3枚も撮ってくれていた。ここのおばちゃん、愛想はないけど、やることはちゃんとやってくれてナイス。
不機嫌なおばさん店員に撮って貰う。見苦しい私はフルモザイク加工😂
食べ終わって、チェックプリーズがもちろん通じず、ムゴイ・マイタン(お勘定お願いします)で通じた。お茶とお粥とエビシューマイ、サービス料込で60HKD(900円くらい)。朝、昼、晩と時間帯によってかなり料金に差があるようで、朝はとても安くてお得。100HKDを出すと、返ってきたおつりは、20HKDのお札と20HKD分のコイン数枚。20HKD札2枚くれればいいところを小銭じゃらじゃら作戦か。香港のレストランでは普通サービス料込の料金を請求されるのでチップは必要でなく、小銭を残す程度と聞いている。だから小銭を残させようと、お札でなくコインでじゃらじゃらおつりを持ってくる。強制チップ作戦にやられがちなので、落ち着いてコインの金種を見てから、5HKDだけ返す。ぶっきら棒おばちゃんも、このときだけはニコリと笑ってサンキューと言って受け取った。なんだ笑えるんじゃん。
オクトパスカード
いったん部屋に戻って、MTR東涌駅から香港ディズニーランドに向かう。まず、駅のスタッフのいるカウンターでオクトパスカードというチャージ式IC乗車券カードを買う。
1枚150HKDであらかじめ100HKD 分チャージされており、50HKDはデポジット。チャージ金額が不足しているときは1度に限りこのデポジットからの借金も可能。デポジットとチャージ残金はカード返却の際に返金されます(手数料9HKD必要)。地下鉄やエアポートエクスプレス、市バスはもちろん、スタバやマクドナルド、その他多くのレストラン、コンビニなどのお店でも使用出来るので香港旅行には欠かせないアイテムですね。地下鉄駅やコンビニなどでもチャージ(add value)出来るし、地下鉄駅の機械で残金も確認出来るから本当に使いやすくて便利。外国の紙幣・コインでの支払にもたもたしがちだけど、たいていはこのカードで支払いが出来たから、おばちゃんの気苦労がひとつ減ったわ。使い終えて返却の時は、服務中心でリファンドと一言言うだけで返金処理をしてくれます。
◆チャージ(増額) add value
◆払い戻し(返金) refund
地下鉄で香港ディズニーランドへ
地下鉄でディズニーランドへ向かう。まず、東涌駅から香港行きに一区乗って、サニーベイ駅で下車。エスカレーターで上って下りて隣のホームからディズニーランド線でディズニーランド駅に一区乗る。所要時間は乗り換えの時間を含めて20分程度。
サニーベイ駅からのディズニー線は、窓も車内もミッキー仕様となっていて、超キュート。舞浜のモノレールみたいな感じ。しかし、このガラガラ具合。大丈夫なんだろうか?私は7月のある月曜日の朝9:00少し前頃、この車内にいた。ディズニーランドの公式開園時間は10:00で、ゲートは9:30にオープンのはずである。つまりもうあとわずか30分少々でゲートは開くという時間に、ディズニーランド行きの地下鉄車内はガラガラなんて、東京ではあり得ないよね?
ディズニー線の地下鉄車内には可愛いディズニーキャラがいっぱい。
あと30分ちょっとでディズニーランドはオープンしますが、車内がこんなにガラガラで大丈夫でしょうか?
窓ガラスもミッキー型。
香港ディズニーランドが空いているというのはどうやら本当らしい
ガラガラ車内のディズニーの飾り物などを十分楽しませてもらっていると5分くらいでディズニーランド駅に到着。駅から出るとすぐにミッキーの噴水とWelcomeの門が見えるから迷うことはない。噴水も門も、ディズニーランドへ向かう道もあまりひと気もなく、少々さびしい感じ。
ホームから改札に向かう階段。閑散としています。
welcomeゲート。人が少ないみたい。
ミッキーの噴水。こちらもなかなか閑散としています。
まず入園ゲートの前で持ち物検査をされる。飲食物持ち込み禁止とされているけれど、私のお水のボトルと少しのお菓子を持っていたのはOKでした。隣のレーンの人は、すごく大きなインスタント麺のようなもの?を四個も持っていて、スタッフから指摘されていたようでした。
それから、入場ゲートに並ぶ。私はオンラインでEチケットを取得していたので、直接こちらに来ればよかったから楽だったけど、チケット売り場も全然混雑はしていなかった。9:30開園の9時少し過ぎ頃ゲート到着で、私の前には5人くらい並んでいる程度。東京はもちろんアメリカのパークだって、こんな時間にこんな前の方に並べるなんてことはないよね。香港ディズニーランドが空いているというのはどうやら本当みたい。ガラガラなのはちょっとさびしいけど、快適であることには間違いないので、今日一日一人でたっぷり楽しむわよ~。